「iCloud」を設定する
インストール作業の中で目新しいのは、新機能となる「iCloud」の設定だ。これも後述するが、クラウドを使ったアップルの新サービスで、基本的にはここで「iCloudを使用」に設定するといいだろう。続いて、バックアップ先をiCloudとiTunesのどちらにするか設定が可能だ。iTunesを使ったバックアップは従来通りの方法で、iCloudを使うと、無線LAN経由でのバックアップが可能になる。これは好きなほうを選ぶといい。
「iPhoneを探す」のオン/オフを設定
さらに「iPhoneを探す」のオン/オフを設定できる。これは、iOS端末を紛失した場合など、パソコンなどからiPhoneがある場所を検索し、リモートワイプを行なうなど、セキュリティ的に重要な機能だ。これはオンにしておいたほうがいい。こうした設定を行なうと、最終的にiPhoneを利用できるようになる。
iOS 5のインストールを終えて再起動してみると、画面の様子が従来通りのままで、操作性も変わらない印象を受ける。任意のアプリアイコンをタッチして起動してみても、操作性は従来通りだ。一見して分かるのは、新たに追加された「Newsstand」、「リマインダー」の2つの新アプリだけで、表向きは新機能が目立たない。しかし使い込み始めると、アップルならではといえる、よく練られた新機能が姿を現わす。
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