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NAVERまとめへの広告配信停止から見えて来るもの

2011年10月04日 16時00分更新

文● まつもとあつし

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ウェブコンテンツのリンク集を作ると、反響に応じて収益が得られる。そんなコンセプトがNAVERまとめのウリであった。しかし、9月末にAdSense停止という状況が発生、そのあり方に転機が訪れている。グーグルの定めるアダルトコードの抵触がひとつの理由らしいが、ここには他人の作ったコンテンツをまとめるキュレーションメディアの性質、巨大プラットフォームへの依存といったいくつかの問題がある。NAVERまとめ問題を筆者の視点でまとめてもらった。

キュレーション型サービスの試練か?

 9月27日までに、NHNが運営するNAVERまとめへのGoogle AdSense広告の配信が停止された。NAVERまとめはウェブコンテンツを特定のテーマに沿って集約する商用「キュレーション型のサービス」としてスタートし、またAdSense広告やアフィリエイトから生じる収益をまとめを制作したユーザーに分配するというユニークな手法で、熱心なユーザーを獲得していた。

NAVERまとめヘルプセンターより。複数のユーザーがまとめを作成した場合は、社会貢献やキュレーター支援活動に報酬は分配される

 ASCII.jpでも、NHN・ネイバージャパンの森川亮社長、事業戦略室 室長でチーフストラテジストの舛田 淳氏に、サービスの概要とインセンティブについて詳しく話を聞いている(関連記事)。インタビューで森川社長は「クリエーションを誘発するためにはWikipediaのような有志のボランティア参画だけでは十分ではない」として、収益分配の必要性を強調していたのが印象的だった。

 今回、ネイバージャパンがAdSense配信停止に至る経緯を公開(ネイバーのサイト)したことで、以下のようなポイントが明確になったと筆者は考えている。

  • キュレーションと著作権の微妙な関係
  • そもそもキュレーションと「ただ乗り」はどう異なるのか?
  • 覇権プラットフォームと向き合うリスク
  • インセンティブと品質のバランスをどう取るべきか?

 次ページから1つずつ見ていこう。

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