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デュアルディスプレー対応で作業効率が向上

4コアCore i5対応のビジネス向け小型PC、「Endeavor AY320S」

2011年10月11日 12時00分更新

文● 高橋 量

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 次に、Endeavor AY320Sのスペックを見てみよう。

 CPUには、Core i3-2100(3.1GHz)かCore i5-2400S(2.5GHz)を選択可能だ。両者ともSandy Bridge世代のCPUでビジネス用途なら十分なパワーを備えているが、Microsoft Office 2010を利用するのであれば、4コアのCore i5-2400S(+7140円)のほうがいいだろう。Office 2007以降はマルチコアCPUに対応しているため、より高速な処理が期待できる。

  メモリーは2GBが基本構成で、4(+2100円)/8GB(+8400円)から選択できる。コストパフォーマンス的には8GBがお勧めだが、32bit版Windows 7が利用できるメモリーは4GBまでのため、フル活用するには64bit版Windows 7を選ぶように注意したい。標準で選択されている「Windows 7 Home Premium」の場合、32bit版と64bit版の価格は変わらないので、この機会に64bit環境に移行するのもいいだろう。過去のアプリケーション資産を生かしたいのであれば、「Windows 7 Professional」(+3150円)を選択するといい。エプソンダイレクトの場合、Windows XPそのものが動作できる「Windows XPモード」が標準でプレインストールされるので安心だ(64bit版でも、XPモードは32bitで動作する)。

 グラフィックス機能は、CPU内蔵のIntel HD Graphics 2000を利用。ストレージとしては250GBのHDDを採用している。250GBはやや少ない気もするが、会社内ではLANによるファイルサーバーやオンラインストレージの利用が中心だと考えれば、ビジネス用途としてはこれで十分だろう。

 光学ドライブには、スーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書き込み対応)を採用。通信機能は有線LAN(1000Base-T)、インターフェースは外付け機器用にUSB 2.0端子×8と、比較的シンプルな構成で、ビジネスマシンとして必要十分な性能である。最小構成価格は4万2840円からとコストパフォーマンスも高く、必要に応じてパワーアップできるのもうれしい。

Endeavor AY320Sの本体前面。光学ドライブとUSB2.0端子×2、オーディオ端子類が用意されている

本体背面にはアナログRGB端子、DVI-D端子、USB2.0端子×6、有線LAN端子、オーディオ端子類が用意されている。拡張スロット用の金具があるが、マザーボードにスロットは用意されていない

左側面は放熱用の空気口が設けられている。パネルを取り外すことで内部にアクセス可能だ

 Endeavor AY320Sは、標準添付のゴムパッドを本体側面に貼ることで横置きでも設置可能だ。この場合の最大荷重は18kgまで。また、通気孔をふさぐと故障や破損の原因となったりするので注意したい。

標準添付のゴムパッドを本体側面に貼ることで横置きでも設置可能。この状態で、上部にディスプレーを置くこともできるが、18kg以上の荷重をかけると故障や破損の原因となる点に注意

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