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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第73回

日本とニコ動を愛する韓国の“変態”ベーシスト、H.J.Freaks

2011年10月01日 12時00分更新

文● 四本淑三

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お姉さんの服を着て鏡を見たのが悲劇の始まり

―― ところでバンドの他のメンバーは、女装やアニメの描かれたベースについて何か言われませんか?

H.J.Freaks 最初はビックリしていたんですけどね。今は理解してくれるという感じ。

「らき☆すた」泉こなたが微笑むベース。H.J.Freaksのファンたちは“こなべ”と呼んでいる


―― でもなんで女装なんですか?

H.J.Freaks 女性服がきれいと思って。自分にはお姉さんがいますけどね、お姉さんの服が着たくて、試しにやってみたんですけど。それが悲劇の始まりとは全然思わなかったです。お姉さんの服を着て鏡を見たんですけど……けっこう似合う。気持ち良い。


―― なんと! ご家族は何と?

H.J.Freaks その後からずーっと、何十年もやってきたんですけど、これ(女装でベースを弾くこと)が今は「仕事」という感じなので、家族が理解してくれる感じになっちゃいましたね。メイド服とかロリータとかチャイナドレスとか、私が女性服を持っているのは、うちの母も知ってる。これはライブの衣装だと。


―― 足がきれいですけど、脱毛とかは?

H.J.Freaks してます。ちゃんとしてます。ライブの前にしてから演ってます。


―― ラ、ライブの前に脱毛!

H.J.Freaks そうです。これはもう仕事なんですね。サイレントアイのキーボーディストが女性なんですけど、私が女装したのを見ると「女装をするならちゃんとやれ!」と。実は時々、化粧もしています。証拠写真とかがありますけど、ちょっと待ってくださいね。(と言いつつSkype経由で画像を送信)

ヘヴィでかっこいいのだが網タイツだ


―― おっ、これはカッコいい。ティッシュ姫と並んでもサマになりそうじゃないですか。

H.J.Freaks 今のはサイレントアイのライブですね。次は韓国でやったライブの中で「これはひどい」というやつを。この写真のタイトルは「もうお嫁にいけない」でお願いします。

「もうお嫁にいけない」


―― 韓国でもちゃんと変態ですね。これは何のライブだったんですか?

H.J.Freaks これはゴスロリ系の人が集まってパーティをやったんですけどね。2010年の7月、ソウルでやったライブの実況写真でした。


―― 韓国でもそういうライブがあるんですか。

H.J.Freaks ありますあります、結構ゴスロリ系のライブはあります。


―― H.J.Freaksは韓国でもこのキャラクターで有名なんですか?

H.J.Freaks 韓国でも結局、ニコニコ動画とかYouTubeで知られて。私がやっている音楽も「この変態野郎!」ということで。

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