9月26日、エヌ・ティ・ティ・コムウェア(NTTコムウェア)は、「SmartCloudデータセンター」の主要拠点に長野、北海道を追加することを発表した。
同社はこれまで、東京、埼玉、大阪、京都の4拠点でデータセンターサービスを提供してきたが、事業継続対策として大規模災害や計画停電に備えたシステム移転・分散を求める企業に応えるため、新たに2拠点を追加することになった。
同社のSmartCloudデータセンターは、キャリアグレード(通信キャリア利用レベル)の耐災性、セキュリティー、運用と、グリーンITを追求したデータセンターサービスを特長とする。これまで、「PUE=1.3」を実現する環境配慮や、ISO/IEC20000の認証を取得した高品質なITサービスマネジメントを提供してきた。なお、PUEとは「Power Usage Effectiveness」の略で、「グリーン・グリッド(The Green Grid)」が提唱するデータセンターの電力利用効率を示す指標。「PUE=(データセンター全体の消費電力量)/(データセンター内のIT機器消費電力量)」で算出され、1に近づくほど効率がよいことになる。
また、東日本大震災発生時には安定稼動を維持、計画停電にも自家発電装置で対応するなど、ソフト(技術力・運用体制)とハード(設備)の両面で、企業の事業継続を支援しているという。