エプソンは、インクジェットプリンター「カラリオ」シリーズのうち、多機能モデル新製品9機種を発表した。ラインナップは、6色染料インクタイプの「EP-904F」、「EP-904A」、「EP-804A/AW/AR」、「EP-774A」、「EP-704A」、4色染料インクタイプの「PX-434A」、「PX-404A」。
価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は、EP-904Fが4万円台中盤、EP-904Aが4万円前後、EP-804A/AW/ARが3万円前後、EP-774Aが2万円台中盤、EP-704AおよびPX-434Aが1万円台後半、PX-404Aが1万円前後。発売日は、EP-904F、EP-904A、EP-804A/AW/AR、EP-774Aが9月15日、EP-704Aが9月8日、PX-434AおよびPX-404Aが11月上旬。
新商品は、操作をより簡単に使いやすく、本体デザインをさらに洗練させた。EP-904F/904A、EP-804A/AW/ARでは、ユーザーが「メモリーカードを挿入する」「原稿カバーを開ける」などを行なうと、関連メニューだけを表示する「先読みガイド」を操作パネルに搭載。目的に絞った項目のみ表示するため、迷うことなく作業を行なえる。
「うっかり防止アラート」機能では、印刷時に設定した用紙サイズと、プリンターに実際にセットされている用紙サイズが異なる場合、液晶画面にメッセージを表示する「印刷前の用紙サイズチェック」を利用可能。年賀状の印刷後、はがきをセットしたままA4サイズのコピーをしてしまったといった失敗をなくせる。コピー/スキャン後に原稿を取り忘れた場合にアラーム音で警告する「原稿取り忘れ通知」も搭載している。
このほか、EP-904F、EP-904A、EP-804A/AW/AR、PX-434Aは、有線/無線LAN機能を標準搭載しており(EP-774A、EP-704Aはオプション対応)、PCやスマートフォン、タブレットから自在に印刷やスキャンが行なえるようにする予定。iPhone/Android端末用印刷アプリ「Epson iPrint」がすでに無償提供済みで、写真/ドキュメントをメールに添付してカラリオシリーズに送信するだけでプリントできる「メールプリント」サービスを2011年秋に開始予定だ。また、iOS機器で無線LAN印刷を行なえる「AirPrint」、Googleが提供するクラウド印刷サービス「Google Cloud Print」をサポート予定としている。