このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第6回

Windows Phone「IS12T」は買いなのか?

2011年09月29日 16時00分更新

文● ヤシマノブユキ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

端末単体でのバックアップが不便

 IS12TはmicroSDカードスロット非搭載。データのバックアップは、オンラインストレージ「SkyDrive」、またはPC同期アプリ「Zune Software」で行なう。Zune Softwareを使えばすべてのデータをバックアップできるが、アプリを使わずに単体でバックアップできるのは画像とオフィス文書の2種類のみ。

 しかも、複数ファイルを一括アップロードできないので、結構手間がかかる。IEのお気に入りや各種設定をバックアップできないのもちょっと不安だ。

Picturesアプリで設定すると、IS12Tで撮影した画像を自動でSkyDriveに保存できる。オフィス文書は手動で保存する

マナーモードの切り替えが煩雑

 手順は3ステップ。電源ボタンかスタートボタンで画面を点灯→音量キーを押す→右上に現れる「着信音」をタップ。iPhoneやAndroidよりも1~2ステップ多い。操作頻度が高いので、ぜひ簡略化してもらいたい。

音量キーを押すと右上に現われるアイコンをタップし、マナーモードに切り替える

まとめ

 IS12Tは端末の完成度が高く、魅力的な製品だ。個人的にはおサイフケータイ(FeliCa)搭載なら即買いしたろう。ただし、それはアプリの充実があっての話。とくに使用頻度の高いマップの品揃え拡充は急務だ。

 アプリの選択肢が少ない現状では、正直なところメイン端末にはオススメしがたい。SNSやメールなど複数サービスを併用しまくっている人の2台目に最適だろう。

 だが、天下のマイクロソフトがこのままで終わるワケがないので、今後の進化に一番期待が持てる端末だ。iPhoneとAndroidの二強に割って入る日もそんなに遠くはないかもしれない。


■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン