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NEC×Lenovo合弁の責任者に聞く

レノボ、年内にも世界シェア2位におどり出る可能性

2011年09月27日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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Lenovo NEC Holdingsの留目真伸エグゼクティブ・ディレクター。レノボ・ジャパンの常務執行役員、NECパーソナルコンピュータの取締役も兼任している。現在の役職に就く前はレノボ・ジャパンのパートナー事業を担当。シェア拡大に大きく貢献した

大きくシェア伸ばすレノボ、年内にデルを抜く!?

 米国の調査会社IDCによると、2011年第2四半期に、レノボは12.2%の市場シェアを獲得し、世界第3位のパソコンメーカーになったという。

 上位につけるデルのシェアは12.9%と僅差。一方で同四半期の成長率は、デルの2.8%に対して22.9%と大きく上回っており、この状況が続けば年内にもレノボが世界シェア2位の座を占める可能性が出てきた。

 一方レノボというと、国内のPC業界を大きく驚かせたNECとの合弁会社の話を思い起こさずにはいられない。1月27日に突然の発表がなされ(関連記事)、7月1日にはNECとレノボの合弁会社・Lenovo NEC Holdingsが正式に発足した(関連記事)。

 現在はその傘下にそれぞれのブランドを取り扱う事業会社(レノボ・ジャパンとNECパーソナルコンピュータ)が収められ、約3ヵ月が経過した状況だ。9月12日に開催された発表会では、NECパーソナルコンピュータ執行役員 常務の高塚栄氏が資材調達面での成果が着実に出ているとコメントした(関連記事)。

 ここではこのレノボとNECの合弁事業を統括する立場にある留目真伸(とどめまさのぶ)氏を取材する。約20のプロジェクトが平行して動き、100名近い人物が関わるという巨大プロジェクト。その全体を把握し、マネージメントしていくのが留目氏の役割。

 8月にはPCシェアトップのHPがPC事業の再編を発表した。ハードウェア事業に対して悲観的な空気も流れている中で、レノボのPC事業がなぜ成長を遂げているのか、そして合弁会社の未来はどうなるのか? ざっくばらんに聞いてみた。

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