2011年6月末にこのレンズが発表されたとき、「欲しい!」と思ったのである。それがオリンパスの「ファミリーポートレートレンズ」こと「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」(希望小売価格は3万6750円)。
見た目もいいし、45mm(35mmフィルム換算で90mm相当)の中望遠でF1.8と明るいのもいい。猫を撮るには、便利なズームレンズより、明るい中望遠単焦点レンズなのだ。
でも、発売は9月というので、ずっと待っていたのである。そしてとうとう、ブラックのLUMIXのボディにシルバーのオリンパスのレンズが装着されました。
では撮ってみよう。というわけで、最初の被写体は例によってうちの「かふか」。
F1.8と明るいので室内でも撮れるのがうれしい。枕元のLED電球で下から照らしたら、天井に向かって伸びる影が面白かったので、縦位置で撮ってみた。
中望遠でF1.8となると、すごく明るくて、背景もすごくきれいにボケる。きれいにボケてくれるのが明るい単焦点レンズの楽しいところなのだ。
だがその分、ピントがシビアになる。特にググっと寄って撮るときは、ピントをどこに合わせるかが大事なのだ。ちょっとズレるとこうなる。
かなりシビアでしょ。正面から見ると目も鼻も似たような距離にあるんだけど、目と鼻の数センチの差がデカいのだ。
で、ピントが合った方を掲載。場所は多摩川の川原。まだ若い猫だったんだけど、人を警戒しつつもあまり怖がらない子で、なかなかフォトジェニックなのでした。
この川原は午後遅くになると近所の猫がわらわらと寄ってくるので、猫を試し撮りするにはうってつけなのだ。
中でも人なつっこいのが、顔の色が左右で違う“サビ猫”と、その後ろに写ってる淡い色の“きじねこ”(冒頭写真)。今回はF1.8を開放で撮りまくったので、後ろの猫はかなりボケてます。それもまた楽し。

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