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自社サービス基盤となるプライベートクラウド構築について

2011年09月21日 11時20分更新

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自社サービス基盤となるプライベートクラウド構築について

株式会社イード(東京都中野区、代表取締役:宮川 洋)は、自社サービスの提供基盤として、IPv6に対応したプライベートクラウド(社内システム名:marbleCloud)を構築いたしましたことをお知らせします。

本プライベートクラウド『marbleCloud』によって、これまで当社がウェブメディアやEコマースASP、モバイルコンテンツ、リサーチ、受託開発など、事業ごとに個別に導入・構築・運用をおこなってきた約300台の物理サーバーを集約することが可能となります。物理サーバーの台数を少なくすることで部品点数を抑制、システムの信頼性を向上させるとともに、インターネット接続の帯域についてもプライベートクラウド化で集約することで2Gbps(1Gbps回線2本)となり、アクセス集中時の配信能力を高めることも可能となりました。

プライベートクラウド化は、サーバー更新コストの削減とともに、新規のサーバー設置を柔軟におこなえるようになるというメリットがあります。

更新コストの削減については、現在までに約300台の既存サーバーのうち約30台を、仮想化によって3台の物理サーバーに集約いたしましたが、従来行っていた物理サーバーによる更新と比較して約2,000万円のコスト削減(見積ベースの試算による)を実現しております。

また仮想化は、ニュースサイトの新設など新サービス実施にあたって、サーバー導入の時間やコストでメリットが大きく、当社の今後の事業展開において、ビジネスの拡大に寄与するものとなっています。

このプライベートクラウド『marbleCloud』は、イードの技術基盤『marbleプラットフォーム』のインフラストラクチャー部分となっています。

■プライベートクラウド『marbleCloud』 システム概要 (リリース発表時点)

インターネット接続:1Gbps ×2
対応プロトコル:IPv4、IPv6
ファイアウォール:2台による冗長化構成
スイッチ: 2台による冗長化構成
ロードバランサ:2台による冗長化構成
仮想化技術:Hyper-V
ストレージ:3PAR F400
運用開始時期:2011年6月

■marbleプラットフォームとは

marbleは大理石を意味する英単語です。大理石は、磨くと光沢が出る、柔らかいといった特徴から、古代より建材や彫刻素材として用いられてきました。marbleプラットフォームは、大理石のこれらの特徴にちなんで名付けられました。

■本リリースに関するお問い合わせ
株式会社イード
広報担当 伊藤 E-mail:pr@iid.co.jp
〒164-0011 東京都中野区中央1-38-1 住友中野坂上ビル16階
TEL:03-6304-0091 / FAX:03-5332-5760



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  • marbleCloud構成図

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