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編集部厳選! イチオシのスマホアプリ&ガジェット 第3回

スマホがカーナビに! アプリ+クレイドルが予想以上にスゴイ

2011年09月28日 12時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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高速道路名物“渋滞”にハマった!
でも渋滞に強いから安心!

 カーナビを使っていて、いつももどかしい気持ちになるのが渋滞情報。安価なPNDには渋滞情報がない機種がほとんだし、FM-VICSは取得時間によって正確性がまちまちだし、VICSは高価な機種にしかついていないことも多い。しかし、このドライブネットとナビクレイドルの組み合わせなら、その心配は無用。VICS情報を受信できるだけでなく、前述したスマートループの情報を得ることで、リアルタイムに渋滞回避ルートを表示してくれるのだ。スマートループはVICSよりも広い範囲をカバーしているため、見知らぬ土地を走るときにその威力が発揮される。

何キロ先で渋滞が発生しているのか、そしてそれに伴う渋滞回避ルートを探索してくれるので、可能な限り渋滞を避けて目的地まで行くことができる。渋滞情報は安価なカーナビの泣き所だったので、この価格でそれが実現できているのは素晴らしい

オレンジ色の点線(混雑)がスマートループによる渋滞情報だ。VICSでは手の届かないような場所でも、スマートループでカバーしてくれる

 今回の出張は富士スピードウェイという行き慣れた場所ではあったものの、帰りの東名高速では案の定渋滞にハマった。しかし、しっかりと渋滞回避ルートを検索してくれた。高価なVICSビーコンを購入しなくても、月額315円でナビクレイドルと一緒に使うだけで渋滞情報が手に入るのは、職業ドライバーはもちろん、週末以外運転しないというドライバーにとってもオトクだ。

 10月、11月、そして12月と、これからのシーズンは連休やイベントも多い。渋滞にハマって家族や恋人、そして自分自身がイライラする前に、渋滞回避ルートでサクっと目的地まで行ってしまおう!

渋滞情報とはちょっと違うが、このクレイドルにはエコドライブを支援する機能もある。イルミネーションが緑色に光るとエコ運転、赤く光ると環境に悪い運転をしているということ。クレイドルに内蔵されている加速度センサーなどから判別している

エコドライブをこのように数値にして表示することもできる。ゲーム感覚で自分の運転が採点されるので、エコドライブをしようと自然と運転が丁寧になる。どうやら、筆者は発進以外はダメダメらしい

スマホだから盗難防止にもなる

 スマホをナビクレイドルに装着して使うことの何が便利かって、盗難防止にも役立つところだ。場所によっては車上荒らしも多いので、例えば駐車中はPNDを取り外している人も多いだろう。だが、ダッシュボードの中に入れておいただけではやっぱり心配だし、かといって持ち運ぶと荷物になってしまう。スマホなら取り外せば電話やネットなどで活躍してくれるし、ポケットに入れておくだけでいい。ナビクレイドルも吸盤はすぐに外せるので、車内からナビの気配を消すことができ、車上荒らしにも目を付けられにくいだろう。

 以前、車上荒らしの被害にあった筆者としては、この部分がお気に入りである。もうあんな悲しい思いはコリゴリだ。

スマホはクルマから降りれば電話やネットに使えるし、クレイドルも吸盤の付け外しが楽なので、ダッシュボード内にしまったり、車外に持ち出したりすれば盗難防止になる

ナビ選びに迷うなら間違いなくオススメ!

 以上が2日間使ってみての感想である。いろいろとカーナビは使ってきたが、ここまでお手軽で使い勝手のいいナビは初めてだ。ドライブネットはアプリ単体でも使うことはできるのだが、GPSの正確さや渋滞情報などナビクレイドルに付けた場合の便利さは段違いである。また、アプリが動いている間はスマホの電池消耗が激しいが、ナビクレイドルから充電できるので問題ない。月額315円を払って会員登録したら、絶対にナビクレイドルも購入するべきだ。

 地図の読める男に戻りたいと思っていたが、こんな便利なカーナビを使ってしまったら、ますます地図とは縁遠いドライバーになってしまいそうだ。スマホの対応機種を持っていて、クルマを運転するなら「買い」であると自信を持ってオススメする。

ご覧の通り地図の情報量が多いので、ルート探索以外にもいろんなシーンで活用できそうだ

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