ここからは、加藤夏希さんをPCゲームに目覚めさせた(!?)日本HPの最新PCラインナップを詳しく紹介していく。2011年冬モデル(関連記事)の中でも、特にゲーミングPCの充実ぶりには注目だ!
日本HPの2011冬モデルはゲーミングPCに本気だ!
AKB48をイメージガールに起用したテレビCMや雑誌広告ですっかりお馴染みになった、日本HP。2011年冬モデルのラインナップも、そんなAKB48ファンのハートをガッチリわしづかみにする製品展開かと思いきや、実はパソコンマニアをも納得させる充実のハイスペックモデルを取り揃えていた。
タワー型PCのフラッグシップモデル「HP Pavillion Desktop PC h8シリーズ」を筆頭に、価格を抑えた「HP Pavillion Desktop PC p7シリーズ」、ハイパフォーマンスノートPC「HP ENVY17-2200」、タッチパネル液晶のオールインワン一体型PC「HP TouchSmart 610 PC」、モバイルノートの「HP Pavillion dm1-4000」など、ユーザーの好みで選べる多彩な機種が発売中だ。
もちろん、これらのPCはパソコンゲームを遊ぶことも可能だ。特にh8シリーズは現在考えられる最高水準のスペックを満たすため、最新の3Dゲームだって遊べる。また、h8にAMD Radeon HD 6850を組み合わせた構成とENVY17-2200は、最大3台のディスプレーを接続し、マルチディスプレー環境でゲームを楽しめる「AMD Eyefinityテクノロジー」にも対応している。PCでゲームを存分に遊んでみたいと考えている人にとっては、大いに魅力的な商品が揃っているぞ。
HPでオススメのゲーミングPCはコレだ!
「最新のパソコンゲームをストレスなく遊びたい」という方に、特にオススメしたい機種はフラッグシップモデルの「h8-1180jp/CT」だ。インテルの最新CPUであるCore i7-2600(3.40GHz)に加えて、グラフィックはNVIDIA GeForce GTX580を搭載。評価機はさらに、起動ドライブに160GB SSD、データ保存用に1TB HDDという、最近流行のデュアルドライブ構成だ。
デスクトップのデザインもオシャレ。ピアノブラックを基調にしたフロントパネルはツルッとなめらか。15 in 1のメモリカードリーダーがフロントパネル内部に隠れていて、使用時はパネル下部を下方向にスライドすると現われる。
ゲーマーにとって特に便利だと感じたのは「タワートップ・トレー」。これは、ケース上部に設けてあるインターフェース類のことで、USB 3.0端子が2つと、マイク入力とヘッドホン端子が1つずつ用意してある。最近のPCゲームはゲームパッドに対応しているものが多く、USBにゲームパッドを接続するユーザーも少なくない。一般的なPCではUSB端子とヘッドホン端子がケース前面に用意されているため、PC本体前面がケーブルでゴチャゴチャになったり、状況によってはディスクトレイの開閉がしにくくなってしまうこともある。
しかし、h8のタワートップ・トレーならば、そんな心配はいらない。また、ゲームを遊ばないときはゲームパッドやヘッドホンをケース上部に置いておくことができる。滑り落ちないように、天面の中央が窪んだデザインになっているのも気が利いている。もちろんiPodなどのデジタルオーディオ機器やUSBメモリーなども手軽に接続可能。PCの性能だけでなく、このような気配りもh8シリーズの魅力だ。
HP Pavillion Desktop PC h8-1180jp/CT(評価機)の主なスペック | |
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CPU | Core i7-2600(3.40GHz) |
メモリー | 8GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX580 |
ストレージ | SSD 160GB+HDD 1TB |
光学ドライブ | BDコンボドライブ |
インターフェース | USB 3.0×2、USB 2.0×8、15 in 1メモリースロット、DVI-I×2、mini HDMI、10/100/1000BASE-T Gigabit Ethernetなど |
サイズ | 幅175×奥行き412×高さ415mm |
重量 | 10.98kg |
OS | Windows 7 Professional SP1 64bit版 |
HP Directplus価格 | 20万6850円 |
迫力の3画面ゲーム環境が作れるノートPC
また、h8(ATI Radeon HD 6850搭載モデル)とノートPCのENVY17-2200は、標準で最大3台のディスプレーを接続可能なのも見逃せない。h8はデスクトップPCなのでマルチディスプレー環境に対応すること自体は珍しくないが、ENVY17-2200は一見するとごく普通の17型の大画面ノートPCだ。しかし、そのスペックはデスクトップ並みに優れている。
CPUはインテルのクアッドコア「Core i7-2670QM」(2.2G0Hz)で、グラフィックは「AMD Radeon HD 6850M」(1GB)。ストレージは160GB SSD+640GB HDDという贅沢な構成。ディスプレー端子はHDMIとMini DisplayPort、アナログRGB(ミニD-sub)の3系統があるため、それぞれに1台ずつの外部ディスプレーを接続して3画面のマルチディスプレー環境を作れるというわけだ。休日は本格的にPCゲームにどっぷりハマりたいけど、普段はコンパクトなノートPCとして使いたいという人に、最適の一台だろう。
HP ENVY17-2200TX(評価機)の主なスペック | |
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CPU | Core i7-2670QM(2.20GHz) |
メモリー | 8GB |
グラフィックス | ATI Radeon HD 6850M |
ディスプレー | 17.3型ワイド フルHDハードコートクリスタルビュー・ディスプレイ(1920×1080ドット) |
ストレージ | SSD 160GB+HDD 640GB |
光学ドライブ | BDコンボドライブ |
インターフェース | USB 3.0×1、USB 2.0×3、eSATA×1(USB 2.0と排他)、Mini DisplayPort×1、HDMI×1、D-sub×1、10/100/1000BASE-T Gigabit Ethernetなど |
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n |
サイズ | 幅417×奥行き275×高さ40mm(最薄部32mm) |
重量 | 3.37kg |
OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit版 |
希望小売り価格 | オープンプライス(予想実売価格:20万円前後) |
ゲームが目的でも、Windows 7 Professionalを選ぶべきだ!
今回特にプッシュしているh8シリーズには「Windows 7 Professional」がプレインストールされている。ゲーミングPCにProfessionalなんて、オーバースペックなんじゃ? と思うかもしれないが、ゲーム目的でもWindows 7 Professionalを選ぶ理由がある!
Professionalは本来企業向けのバージョンであるが、ゲームファンや一般ユーザーにとってもありがたい機能が搭載されているのだ。特にうれしいのが「Windows XPモード」だ。
これはWindows 7と互換性のない古いプログラムを、Windows XPの仮想PC上で動作させるというもの。特に、Windows 7がリリースされる以前の懐かしいゲームをプレイする際には重宝する。
また、「ネットワークバックアップ機能」もイザというときに助かる機能だ。Windows 7は標準でバックアップ機能を持っているが、Windows 7 Professionalならネットワークドライブ(NASやほかのPCの共有フォルダーなど)にもバックアップが可能となる。最近は家庭向けにも販売されているNASを使用しているユーザーなら、これ以上ない安心を与えてくれる。
今回紹介したHPのゲーミングPCで、ほかのエディションがプレインストールされている製品でも、HP Directplusから購入すればOSをWindows 7 Professionalに変更できるので、安心を求める方には特にお勧めだ。