コストパフォーマンスに優れる15.6型フラグシップノート
インテル「510」SSD搭載のフルHDノート「Endeavor NJ5500E」を試す
2011年09月27日 12時00分更新
インテルのSSD「510」シリーズを採用
今回試用したのはフルHD液晶&専用GPU搭載モデルをベースとして、CPUにはCore i7-2620M(2.7GHz)、ストレージには120GBのSSD、メモリー8GBに無線LAN機能(基本構成では非搭載)を追加したモデルだ。光学式ドライブはスーパーマルチドライブで、OSは64bit版のWindows 7 Home Premium。この場合の価格は13万8600円となる(2011年9月20日現在、最新価格はウェブサイトで確認してほしい)。
なんといっても素晴らしいのは、やはりSSDの威力。電源ボタンを押してからWindows 7が起動してOSの操作が可能になるまで、実測でわずか16秒と超高速だ。シャットダウンは20秒程度とこれまた高速である。
試用機に搭載されているSSDは、今年2月に発表されたインテルのSSD「510」シリーズだ。カタログスペックで最大で毎秒400MBの転送速度を誇り、SATA 6Gbpsにも対応している最新モデルである。ちなみに80GBモデルではそれ以前のインテル製SSDが採用されている。80GB版が価格2万1000円、120GB版が3万3600円と、価格差は1万2600円しかないため、ここは容量が大きくて高速な120GBモデルを選びたい。
ストレージにHDDを選択する場合は、250〜640GBまでの4種類を選択できる。250GBと500GBは毎分7200回転、320GBと640GBは毎分5400回転と、幅広いBTOメニューが用意されているのがうれしい。
そのほかの共通スペックとしては、メモリーが2GB(標準)/4GB(+4200円)/8GB(+1万2600円)から選択可能。光学式ドライブは、DVD-ROMドライブ/スーパーマルチドライブ/スリムBlu-ray Disc コンボドライブの3種類から選べる。無線LAN機能はオプションで、IEEE802.11 a/b/g/nとIEEE802.11 a/b/g/n+WiMAXの2種類から選ぶことが可能だ。
QuadコアCPU搭載モデル、フルHD液晶&専用GPU搭載モデルで異なるのは、ディスプレーの解像度とグラフィックス機能、そして選べるCPUの種類だ。QuadコアCPU搭載モデルでは、グラフィックス機能はIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)で、解像度1366×768ドットのノングレア液晶を採用。CPUには4コアの第2世代Core i7を選択できる。CPUの高い処理能力が魅力のモデルだ。
一方のフルHD液晶&専用GPU搭載モデルでは、グラフィックス機能にNVIDIA GeForce GT 540M(1GB)を採用。解像度1920×1080ドットのフルHDグレア液晶で、CPUは2コアの第2世代Core i7/i5/i3である。より大きな画面で作業をしたい人や、ゲームや動画の編集/視聴向きのモデルだといえる。実際のところ、フルHDは画面に表示できる情報量が増えて確かに便利なので、ワープロソフトや表計算ソフトで何らかの業務を行なうことが多い方にもお勧めしたい。