ウェブサイトを作ってみたが、いまひとつ効果が分からない。そんな悩みを抱えているなら、ソーシャル連携機能を大幅に強化した「BiND for WebLiFE* 5」(以下BiND 5)を活用したい。口コミの効果が見込める今だからこそ、制作者の顔が見えるサイトが必須。主体的に情報を発信できるBiND 5のメリットを生かせるはずだ。
初心者でも美麗なサイトを作れる
デジタルステージの「BiND for WebLiFE」は、テンプレートのカスタマイズという方法で、基本的にすべての工程が進むウェブ制作ソフトだ。
モデル/山口立花子(JTBエンタテインメント)
通常、本格的なウェブサイトを作るためには、HTMLやCSSの知識が不可欠だ。また、情報をシンプルかつ美しく見せるためには、デザインやレタッチソフトを使いこなすためのノウハウも要求される。
しかしウェブで情報を発信したいと考えるユーザーのほとんどは技術者でもデザイナーでもないだろう。
パソコンの基本的な使い方に慣れているのなら誰でも簡単に美しく情報が整理されたサイトが作れる。そんな目標を掲げて開発されたのがBiNDだ。
BiNDのサイトシアターには、「カートリッジ」と呼ばれるウェブサイトの構築に必要なページと機能を備えた100種類以上のテンプレートが収録されている。
ユーザーはそこに何を盛り込み、どんな情報を伝えるかに専念すればいい。逆に言えば、それ以外のことは、すべてBiNDが解決してくれる。
プロフェッショナル版とスタンダード版~2種類のパッケージで展開
BiND 5のパッケージには、プロフェッショナル版とスタンダード版があり、BiND Serverの無償利用期間やテンプレート数が異なる。対応OSはWindowsとMac OS Xの2種類。これもそれぞれ別パッケージになるので購入時には注意したい。内容の違いは下表にまとめた。
BiND 5のパッケージ | ||
---|---|---|
製品名 | BiND for WebLiFE* 5 プロフェッショナル版 |
BiND for WebLiFE* 5 スタンダード版 |
価格 | 2万9800円 | 1万9800円 |
収録テンプレート数 | 120サイト | 108サイト |
Facebookテンプレート | ○ | ── |
BiND Server利用権 | 24ヵ月無料(Basicコース) 3ヵ月無料(Premiumコース) |
6ヵ月無料(Basicコース) 1ヵ月無料(Premiumコース) |
対応OS | Windows 7/Vista/XP、またはMac OS X 10.6.8/10.7 | |
動作環境 | Windows版:Pentium 4-2.4GHz以上、Mac版:Intelプロセッサー ※ともにCore 2 Duo以上を推奨 |
専用サーバーまで付く、オールインワンソフト
ウェブサイトを作ると言うと、ツールなどを使ってページをレイアウトしていく作業だけをイメージする読者が多いだろう。しかし実際には、必要な情報を集めて、それを効率よく整理し、いつでもアクセスできるようにサーバーを維持・運用していかなければならない。有益な情報であれば、広く告知してより多くのユーザーを集めたいし、どれだけの反響があるかを把握する必要も出てくるだろう。
つまりページ作りはサイト制作のほんの一部分に過ぎない。どのピースが欠けても優秀なサイトは作れないのだ。
BiNDの特徴のひとつは、これらを1本のソフトで一貫して手掛けられる点だ。
サイトの構成要素は、カートリッジをベースに取捨選択していけばいいし、クラウドを使って、カメラマンやイラストレーター、ライターなど、外部のスタッフとデータをやり取りするための仕組みも持つ。作成したデータをアップロードするためのサーバースペースも、後述するように安価に提供されている。まさにオールインワンなのだ。
モバイルからEC、SNSまでサポート!
写真と画像で構成されたベーシックなウェブサイトはもちろんだが、ショッピングカートを持ったECサイト、画面が小さなモバイル機器用のサイト、そして、注目が高まっているFacebookページのカートリッジもBiND 5には用意されている。
一部の機能は、BiND Serverのプレミアムプランの利用が前提となるが、趣味で作るサイトから、個人商店やSOHO、小さな会社の公式サイトまで、商用利用にも応用できる懐の広さを備えているのだ。
企業・個人を問わず、自ら主体的にサイトを運営し、情報を発信していきたい。そんな情熱を持った人にはとても役立つツールになるだろう。
BiND 5で追加された新機能はこれだ!
最新版BiND 5では、従来の持ち味はそのまま残しつつ、集客や作業効率向上といった運営面により踏み込んでいる。その一例がソーシャルサービスを活用した集客・告知機能。
Twitter、Facebook、mixiのフォロワーや友人の数を把握し、そこに向けて一括告知ができる「ソーシャル・コネクト」や、FacebookページをBiNDで作成できる「BiND for Facebook」などを追加している。
最近では大企業でも公式ページとは別に、Facebookページを持つケースが増えているが、その制作にはノウハウが必要。BiND 5を使えば、顧客と対話し、より密接な関係を築ける場所を簡単に作れるのだ。
これ以外にも画像編集アプリを「SiGN Pro」として大幅に機能強化。Word/Excelファイルを貼り付けられる「BiND Office Importer」や、Evernote/Dropboxと連携し、最新のサイトデータを共有できる機能も追加された。