9月15日、日本セキュリティ・マネジメント学会(Japan Society of Security Management:JSSM)は、社会への提言「誰でも安心して使えるパスワードの実現に向けて」を発表した。
同学会は、情報システムのセキュリティ全般に関する学際的、業際的な調査研究を実施し、より健全な高度情報社会の構築に貢献することを目的として1985年に設立され、今年で25周年を迎えた。この創立25周年の節目に、「社会に役立つ、会員に役立つ」をコンセプトに、
- 社会への提言
- 「セキュリティマネジメント学 ~理論と事例~」の編纂
- 「JSSMアーカイブ」の編集
という3つの事業に取り組んでいるという。今回の発表は、この1に該当するものだ。
この「誰でも安心して使えるパスワードの実現に向けて」では、現状の文字によるパスワードについて、「覚えられない」「メモ書きする」「使い回す」など運用と安全性にさまざまな問題を抱えると指摘。その上で、「本人にとって再認しやすい画像などを活用した電子的本人認証手法」である「画像利用パスワード」の利用を提言している。
この提言では、画像利用パスワードのメリット、想定される問題点とその対策なども解説されている。下記URLでPDFが公開されているので、目を通してみてはいかがだろうか。