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T教授の「戦略的衝動買い」 第161回

スマートフォン

出荷が始まったバーチャルキーボード「Magic Cube」を衝動買い

2011年09月15日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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外見はコンパクト鉛筆削り
Bluetooth HIDにも対応

 外寸の実測は幅38mm×高さ75mm×奥行き30mmも極めてコンパクトだ。miniUSBポートを利用して充電が終われば、本体裏側の上部にあるスライドスイッチを操作してパワーオンする。

上部の横長スリットの中央にあるのがレーザーを発光するキーボードパターン。中央の大きな目玉は指先の位置をトレースするセンサーだ

 Magic Cube本体を安定した机の上などに置くと、ほどなくMagic Cube本体の正面上部の小窓から、赤いレーザー光線が発光し、Magic Cubeの前面約10cmの距離に幅240mm×奥行き100mmのバーチャルキーボードのパターンが赤く投影される。

パワーオンすると、上部のキーボードパターンからレーザー光線が前面斜め下に向かって照射されている様子がよく見える

パワーオン後、すぐにMagic Cubeの前面約10cmの距離にバーチャル・キーボードが現われる。感動の一瞬だ

 Bluetooth HID対応なのでiPhone 4の設定画面の「一般」項目にある“Bluetooth機能をオン”にするだけで、iPhoneは自動的にMagic Cubeを見つけてくれる。あとはiPhone画面上に表示される4桁のパスコードを今、机上に投影されているMagic Cubeキーボードのキートップを指先でタップして、最後にエンターキーを押す。それで、iPhoneとMagic Cubeキーボードはリンクされる。

iPhone 4とのBluetooth接続はあっと言う間に終わってしまう。極めて簡単だ

 キートップのどの位置が指先にタップされたかは、常にMagic Cube本体前面中央にある“目玉のようなセンサー”がモニタリングしている。バーチャルキーボードの「MENU」と「Spaceバー」をタップする度に、「日本語テンキー」と、「English」、「日本語ローマ字」の3つの入力スタイルがループする。

 Magic Cubeは、Windows 7クライアントとの使用であれば、指先のジェスチャーで、ズームやドラッグ、スクロールなどの画面操作ができるバーチャルマウス機能にも対応しているが、iPhoneやAndroidケータイでは、バーチャル・キーボード機能のみとなる。個人差はあるだろうが、赤いキーボードを長時間使ってると筆者は多少目が疲れた。

明るい電灯の下でもレーザーのキーボードは極めてよく見える

 Magic Cubeは、スマホ対応の外部キーボードを検討中のiPhoneユーザーやAndroidユーザーにとって、他の外付けキーボードでは決して味わうことのできない圧倒的な「差別感」と、周囲の「注目度」を味わえる、極めてCOOLで目立ち度抜群のアイテムだ。ただし常に目の前に30平方センチの自己管理できる敷地を確保できるユーザーだけの特権だ。

部屋の電気を消すと幻想的ではあるが、目に良くなさそうなのでお薦めはしない

T教授

今回の衝動買い

アイテム:セルオン「Magic Cube
価格:1万9950円(RESTIR.COMにて購入)

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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