9月14日、米マカフィーとその親会社である米インテルは、「インテル・デベロッパー・フォーラム(Intel Developer Forum:IDF)」にて、新たなセキュリティ技術「McAfee DeepSAFE(マカフィー ディープセーフ)」を発表した。
これは米インテルの最高経営責任者ポール・オッテリーニ(Paul Otellini)氏が発表した技術で、セキュリティ業界を根本から変え、再形成するものだという。このMcAfee DeepSAFEは、2011年2月に完了したインテルとマカフィーの統合以降、両社の戦略的パートナーシップとして初の成果となる。
McAfee DeepSAFEは、OSの下で「より深い」セキュリティフットプリントを利用するハードウェア支援型セキュリティ製品の開発を目的にしたテクノロジー。McAfee DeepSAFEにより、特定のターゲットに対して持続的に実行されるAPT(Advanced Persistent Threat)攻撃やルートキットなどの多数のステルステクニックを使用した高度なマルウェアなどをプロアクティブに検出し、回避することが可能になるという。
主な機能は、以下の通り。
- OS下で稼働するハードウェア支援型セキュリティ製品の基盤構築
- OS下で発生するシステムイベントの信頼性の高い概観の提示
- 現在は検出不可能な攻撃の検出および削除
- 最新のステルスマルウェアやAPT攻撃をブロックする新たな技術
- パフォーマンスへの影響を最小限に抑えたリアルタイムCPUイベント監視
- ハードウェアのパワーとソフトウェアの柔軟性を融合した新たなセキュリティの構築
McAfee DeepSAFEの日本市場における展開時期は、未定とのこと。
