ケーブルレスだけでなく設置場所も選ばない
鳥居 「無線を使うメリットはもうひとつあって、アンテナ端子の位置に縛られず、好きな位置にテレビを置けます。ワイヤレスチューナーも手のひらに載るぐらいコンパクトなので、壁際に寄せた棚か何かにそっと置いておけばいい」
オカモト 「うちはワンルームだけど、テレビはリビングの顔みたいなもの。置く位置で部屋の印象が大きく変わりますからね」
メリ 「実は薄型テレビ購入に合わせて部屋の模様替えを考えていたんです。でも、アンテナを引っ張り回すのが見苦しくて断念しました。結局、ブラウン管テレビを置いていた場所に収めるしかなかった。せっかく薄く省サイズになったのに、置く場所は今までと同じ部屋のコーナー」
オカモト 「ワタシの場合、部屋の壁はテレビで埋め尽くすがポリシーなんで、薄型テレビの設置はコーナーじゃなくて壁沿いが基本です。ちなみに自宅は、シャープの52V型にレコーダーが5台つながってるのでケーブルやらアンテナやらスゴイことになってる。狭くても大画面というのは譲れませんが」
鳥居 「なるほどね。そんな人こそ壁掛けを試してほしいな。シャープも『ぜひとも多くの人に壁掛けを実現してもらいたい』と考えたんだろうね。AQUOS F5には普通なら別売の壁掛け金具が付属品として同梱しているんです。しかもそれが、こんなに薄い」
オカモト 「おぉっ!」
鳥居 「実際には、この金具を上下の2ヵ所取り付けて、フックに引っかけるようにして設置します。金具が薄いってことは壁ギリギリに設置できるということ。ディスプレー本体の薄さもあって、壁掛け状態では、壁に画面を貼り付けたようなイメージになります」
メリ 「この穴をネジで止めるわけですね。壁に十分な強度がある場合なら、ちょっとした日曜大工程度の作業で取り付けられそう」
鳥居 「落下の心配がありますから、専門の業者に相談した方が安心ですが、作業自体は素人でもやれそうです。また、賃貸住宅など、壁に穴を空けたくない場合は、壁掛け風の設置が容易に行える、壁寄せラックやスタンドなどもオプションで用意されていますので、それを選ぶといいでしょう」
スタンド設置でももちろん省スペース
メリ 「壁掛けがしやすいのはもちろん魅力なのですが、スタンドもスリムですね。ラックや置き台を上手く選べば壁掛けでなくてもかなりの省スペース化が実現できそう。雑誌が収納できるくらいのコンパクトなラックでも、設置に十分な面積が確保できるのは魅力です」
オカモト 「スタンドの奥行きは18.6cmですか!? 確かにこれはコンパクト! ただし今使っているテレビの置き台だと、スペースがかなり余っちゃいます。スタンド部が省スペース化しているのに、テレビラックの奥行きは従来のママ。結局省スペース化できていないというのは不満と言えば不満」
鳥居 「テレビのラックって実は左右がデットスペースになりやすい。幅でいうと数十センチ、奥行きはラックと同じだけ空いてるけど、うまく置くものがないので、結局放置みたいなことになりかねないでしょう。薄型は正義だけど、それを生かす設置方法も考えないといけない」
メリ 「壁掛けや壁寄せにすれば、下がオープンになってそれだけで活用できるスペースが増えるわけですからねぇ。ワイヤレスという武器がここでも生かせそうです」
オカモト 「ワタシは独り暮らしだし、部屋の見栄えなんか気にしないけど、スペース問題は切実。録画したディスクやら買った本とかBDボックスが床やラックにうずたかく積まれているわけで、スペース効率にはこだわっていきたい」
鳥居 「実物を見ると、こんな置き方ができるとか、部屋のあの場所にぴったり収まりそうとか、いろいろと想像が湧きますよね。そういうことをイメージできる薄型テレビって実はあまりないんです。そこがこのフリースタイルAQUOSの大きな魅力だと思います」