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憧れの壁掛け設置、6畳間で使う60V型大画面、自由に位置を変えられるテレビ……

フリースタイルAQUOSで広がる、新しいテレビの使い方

2011年09月22日 16時00分更新

文● 鳥居一豊、写真●小林 伸

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実際に見ると、その薄さと軽さに改めて驚かされる

 シャープから編集部に届いたのは40V型のフリースタイルAQUOS(LC-40F5W)(実売予想価格:15万円前後)。早速これをリビングに近い空間に設置してみた。壁掛けではなく、一般的なスタンド設置だが、その薄さとベゼルの狭いシンプルな姿は、一般的な薄型テレビのイメージとは一線を画している。当然一同がまず驚嘆の声を上げた部分もココ。

LC-40F5W。とても薄くスタイリッシュ。メインテレビとしての利用はもちろんだが、これならセカンドテレビとして自室に圧迫感なく置けそう

メリ 「自宅でも同じくらいのサイズの薄型テレビに買い換えたけれど、同じ液晶テレビとは思えないくらいスマートですね! 額縁(ベゼル)が細いせいか、テレビというよりは、写真を収めたパネルみたいです」

チューナー部。手のひらに載るほどコンパクトだが、三波チューナーに加え、録画用HDDを接続できるUSBポートも装備している

鳥居 「薄型はもちろんだけど、軽量である点もウリなんですよ。(ラインアップでは)比較的大型の40V型でも約8.5kgしかありません。壁掛けにしても大がかりな補強工事が必要ないそうです」

メリ 「プラズマの大画面テレビが登場したころ、喜び勇んで壁掛けにした知人がいたけど、ある日家に帰ったら大惨事……なんて話もありました。ウン十万円のテレビが床に落っこちて修理不能になったとか。でもここまで軽いとそんな心配はなさそう」

鳥居 「それは悲惨。日本の家の壁は結構弱いですからねぇ」

オカモト 「確かにこの軽さ。サイズからは想像できない感覚です。どうしてこんなに軽くできたんだろうと、素朴な疑問が浮かんできました」

鳥居 「実は関連記事で詳しく紹介していますが、液晶パネルを保護する“前側のフレーム”と“カバー”を一体化して、構成部材を減らす工夫をしているそうです。UV2Aというシャープ独自のパネルですが、液晶パネルから一貫して自社製造できる強みが活かされている印象ですね」

ベゼル部分の分解図。構成部材を減らし、薄型化・軽量化に取り組んだ。液晶パネルから生産しているシャープならではだろう

オカモト 「もっとも、チューナー部を別筺体にしたセパレート構成という点も軽量化と薄型化に貢献しているんでしょうが……」

メリ 「え!? セパレート……ということは、テレビの脇に別の機材を置かないといけないてことですか? ケーブルでつなぐんじゃ薄型の本体が台なしでは?」

鳥居 「いいえ、その心配はないです。実はこのチューナー。無線LAN(IEEE 802.11n規格)でディスプレー部に映像を飛ばすので、ケーブル配線は不要です。(放送を見るだけなら)とりあえずテレビに差すのは電源ケーブルだけ。だから見た目通りのスリムなイメージで使えますよ」

AQUOS F5の利用イメージ。チューナー部が受信したテレビ放送などを無線LANでディスプレー部に飛ばす。ピア・ツー・ピアだけでなく、ルーター経由やアクセスポイント経由での伝送も可能。また、外付けHDDに録画した番組やインターネットのコンテンツなども視聴できる

メリ 「なるほど。テレビの周りの配線がほとんどないというのは、女性の視点ではかなり嬉しいですね。お掃除もしやすいし」

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