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行っとけ! Ubuntu道場! 第48回

~師範、Debianにも触ってみたいです!~

2011年09月15日 12時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team) イラスト●瀬尾浩史

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Debianのインストールは?

hito:初心者にとってのUbuntuとDebianの最大の違いのひとつ、インストール周辺。

あわしろいくや:最近のUbuntuのインストールは異常なまでに簡単ですからな。

hito:細かいところの設定ができないとも言いますけどね……。

さかもっちー:Windows 7のインストーラーもそういう方向なので、世の流れかもしれませんね……。

やまね:昔と違ってちゃんとGUIでインストールできるからねー、と叫んでおくべきか。

Debianのインストーラ画面@LiveCD……を、VirtualBox上で走らせている様子。ふつーのGUIだー

編集S:あれ、UbuntuでいうAlternativeCDみたいなCUIベースのインストーラーじゃなくなったの?

ミズノ:標準はアレです。

やまね:今だと、ちゃんとGUIでマウス操作でインストールできますとも(えっへん)。もっとも、Graphical Installを選ぶか、Live環境からインストールするなら、ですけど……。

あわしろいくや:インストール時に「デスクトップ環境」を入れるのさえ忘れなければ、再起動してもちゃんとGUIですしな。

やまね:「Debianは難しい」という噂が流されている現場を見るたびに辛い思いをしています。

小林:からい重い?

やまね:つらい思い!

瀬尾浩史:このリーダー、ボケるスキがあれば確実にボケてくるペン……。さすが関西人。

あわしろいくや: ←関西人ですが一般人なのでボケません。

ミズノ:スキさえあれば一般人アピールをする人もいるし……。

hito:一般人だとボケないのだろうか……?

あわしろいくや:ぎく。一般人の場合はどうすればいいんですかな?

やまね:語るに落ちている……。

編集S:そんなに一般人になりたいのか……。

あわしろいくや:いえ、いっぱんじんですので。

さかもっちー:一般人になりたい一般神ぐにゅぅ?

あわしろいくや:はやく一般人になりたーい。

瀬尾浩史:え、ええい、話を進めるペン!

やまね:まあ、インストールはUbuntuの方が簡単だよねー。

編集S:ふむ。sidにせよstableにせよ、使うハードウェアの準備が必要だよね。

やまね:まあUbuntu動いてるものなら何とか。最新すぎるとハマるかも。

ミズノ:やまねさん自身がThinkPad X121eでハマってましたっけ。

やまね:なんでだろーねー。C50じゃなく、SandyBridgeにしておくべきだったかもしれない。フリーではないfirmware-linux-nonfreeパッケージが必要でねー。

さかもっちー:ありがちな話ではありますね……。ぐにゅぅ。

hito:まあ、あまりに最新のモデルを選ぶとハマる、と。それはUbuntuでも同じか。

やまね:Ubuntuだとちゃんと動いていてねー……。

編集S:ふむ。プロプライエタリなドライバが必要だとハマる、とかは?

やまね:あんまり気にしなくても大丈夫じゃないかなー。2008年ぐらいと比べると、今はそういう問題減ってきてるし。まあ自分のパターンみたいにファームウェアファイルがないとダメとかもあるけど、そのへんもあまり気にしなくても使えるんじゃないかなぁ。

あわしろいくや:firmware-linux-nonfreeを追加インストールですな。

hito:net bootでインストールしたいときは、cdimage/unofficial/non-free/cd-including-firmwareにあるインストーラ使わないとダメ、とかはあるかな……。

ミズノ:Debianの方がnon-freeに厳しいので、デフォルトだと入ってないんだよねー。一度入れちゃえば気にしないことではあるんだけど、油断すると「ネットワークカードのドライバをインストールするにはインターネットに接続する必要がある」みたいなハマりになることも。

編集S:出たな、金庫のカギが金庫の中にある展開。

やまね:まぁ、厳しいというか「フリーなオペレーティングシステムを作る」のが目的の集団でございますのでねー。

ミズノ:解決策は調べればあるんだけど、調べるのめんどいひとにはツラい、と。

やまね:たいていは調べれば解決できるんじゃないかなー。

さかもっちー:調べてみて自分で解決するの重要ですね。難しいとぐにゅぅ……ってなりますが。

小林:経験を積まないといけない部分、というのはどうしてもありますからね。

編集S:使うものを決めたらインストーラーの入手だけど、ここを見ればいいかな。

やまね:そちらからここをどうぞ。

hito:CDでもDVDでもお好きな方を。

編集S:USBメモリーでブートしたいぞー。

やまね:CD/DVDイメージを使って、cat "イメージのISOファイル" > /dev/"デバイス名"、例えば「cat debian-6.0.2.1-i386-netinst.iso > /dev/sdb」という感じで。

編集S:おお!

hito:実はUbuntuのブートイメージもこうなってたりする。Debianテクノロジーをまるごとパクってきてるので。

ミズノ:実装パクるのはいいことですよね。雑誌記事とかパクるのは良くないけど。

あわしろいくや:パクっていいライセンスがついてるものと、パクったらいろいろアウトなものの違いですな。

やまね:インストールの場合、ここを見てもらうといいかな。

あわしろいくや:基本的に、「次へ」「次へ」の魔法で話は済んだりするんですな。

hito:Debian難しいぞ症の人からすると、「Debianのインストールは高難易度」らしいんですけど、Red Hat Enterprise Linuxのインストールと難易度変わらない罠。

やまね:昔のDebianはいろいろと整理されていなくて、難しかった時期はあったかもしれない……かなぁ。

hito:大昔のDebianに触って挫折した人が、「Debianは難しい」って吹聴してる気はする。源氏物語とか読んで「日本語難しい」とか言われても困るんだけどなー、っていう気分。

さかもっちー:いろいろ難しいですね……。

瀬尾浩史:てなあたりでお時間ペン。

編集S:さて、来月のお題は……まあ言うまでもなく。

小林:Ubuntu 11.10の話題ですね。

瀬尾浩史:時間が経つのは早いものペン……。

やまね:11.10出る前に、Debian入れてみてねー。

ミズノ:うわ、最後に全部もってったよこの人!



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