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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第81回

iPhone・iPadのメディアファイルを外部ストレージに保存する技

2011年09月13日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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接続は簡単、読込は快適

 まずは「Wi-Drive」をPCに接続。エクスプローラー上ではCD-ROMと「WI-DRIVE」というリムーバブルディスクの2つが認識された。このWI-DRIVEにデータを保存すればいい。すでにファイルやフォルダがいくつか保存されているので、「mydoc」というフォルダを作り、その中にデータを入れることにする。今回は、オフィス系ファイルや音楽、写真、動画などをコピーした。

ファイルシステムはFAT32で、利用可能容量は14.8GB

WI-DRIVEのデータ転送速度を「CrystalDiskMark3」で計測。連続書き込みで約13.5MB/秒と、遅めのUSBメモリと同程度という感じだ

Wi-Driveの充電が終わると、電源ボタンの点滅が止まる

 iPhone/iPadでアクセスするには専用のソフトをインストールする。iPhone/iPad用のユニバーサルアプリで、もちろん無料で利用できる。

Wi-Driveアプリをインストールする。「Kingston」と「drive」で検索するとすぐに見つかる

 次はいよいよ接続。Wi-Driveの電源を入れ、iPhone/iPadの設定画面から「Wi-Fiネットワーク」を開く。ネットワークの一覧にWi-Driveが表示されているので、タップする。初期状態では、暗号化キーは設定されていないので、そのままつながる。接続できたら、Wi-Driveアプリを起動しよう。

無線ネットワークを切り替える

検出された「Wi-Drive」をタップする

作成したフォルダが表示される

 Wi-Driveでは、iOSの機能がサポートするファイルを表示・再生できる。オーディオならAACやMP3、WAV、動画はm4vやmp4、mov、Motion JPEG。画像はjpg、bmp、tiff。オフィス文書ならpdfやdoc、docx、ppt、pptx、txt、rtf、xlsに対応している。画像や音楽、動画をタップしたところ、あっけなく表示された。特に待ち時間もなく快適に利用できる。無線LANは802.11g/nに対応し、実効速度もそこそこ出ているようだ。

フォルダをたどり、ファイルをタップする

画像を表示できた。再生ボタンをタップすればスライドショーが始まる

iPad 2の画面

全画面表示でのスライドショーも可能

動画も音声付きで普通に再生できる

iPad 2はプレビュー画面で次々に再生できる

楽曲も再生できる

楽曲の再生画面

バックグラウンドでの再生にも対応している

オフィス文書の表示も可能

 ただし、大容量PDFファイルの表示は苦手なようだ。150MBのPDFファイルを読み込んだところ、数十秒白い画面が表示された。丸ごと読み込んでから表示するようだ。しかも、拡大/縮小操作やページ送りの動作がもっさりしている。「GoodReader」などのアプリにファイルを渡す機能もないので、電子書籍ビューワとして使うのはきついかもしれない。

150MBのPDFファイルを表示させてみた。表示はできるが、もっさり感がつらい

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