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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第14回

スマホのワンセグ機能はどれも同じに見えて差があった!

2011年09月12日 13時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ケーブル以外はシャープ端末で共通
au「INFOBAR A01」「AQUOS PHONE IS12SH」

 まず、INFOBARのアンテナの長さは同梱のケーブルの長さをそのまま計測している。ワンセグの操作方法はシャープのスマートフォンで共通で、INFOBAR独自というわけではない。

INFOBARでワンセグを見るなら、このケーブルをカバンのどこかに忘れずに入れておく必要がある

 INFOBARもケーブルさえ付けていれば録画/録画予約/視聴予約が可能だ。シャープ製のスマートフォンでは「AV設定」が用意されており、「AVポジション」でジャンル別の設定(初期設定ではジャンル連動)が可能で、「画面サイズ」で拡大表示、「なめらかフレーム補間」に対応している。

ジャンルごとの画質自動調整が可能である

 INFOBARの感度はIS12SHと比べるとイマイチ。ただしエリア設定で9チャンネルNHK総合、10チャンネルNHK教育、11チャンネルTVK、12チャンネル日本テレビと設定ができ、視聴がスムーズなので(鎌倉の中継局を利用している?)、エリアの設定を再度してみるのもいいかもしれない。

 また、IS12SHは、裸眼3D液晶を搭載しており、ワンセグの映像も3Dに変換して視聴できるのが大きな特徴だろう。もっとも通常のニュースを3Dで見ても仕方ないので、迫力を求めるシーンで画面上にあるボタンで切り替えるといいだろう。

画面右上の「3D」ボタンをタップすることで、2D/3D切り替えが可能

チャンネル変更もタッチスピードセレクターで可能
ソフトバンク「Sweety 003P」

 ワンセグの画面はスタンダードなものだが、チャンネル変更のために画面をタッチすると、P独自のタッチスピードセレクターが表示され、これで選択できる。動作自体はややぎこちないものの、フリックやボタンでひとつずつチャンネル変更をするより楽かもしれない。受信感度はなかなかいい。MEDIAS WPと同じくアンテナの長さは6cm台と短いが気にする必要はなさそうだ。なお、Xperia acroと同じく、本機も録画機能が用意されていない

内蔵アンテナは若干感度弱め
ソフトバンク「AQUOS PHONE 009SH」

 ソフトウェア面はau(iida)のシャープ製端末と同じ。新橋では全然気にならなかった内蔵アンテナだが、鎌倉では影響があるようだ。しばらく待ても視聴ができず、9~12チャンネルの視聴になった。この4つはスムーズに視聴可能だ。ただこのときの受信状況を見ると、他のシャープ製2台はワンセグのアンテナアイコンが4~5本立つのに対し、009SHではアンテナが2~3本と少な目。内蔵型アンテナの感度がやや低いのかもしれない。


機能ならGALAXYやシャープ製端末
だが感度/スタミナがより重要視されるポイントかも

 シャープ製スマートフォンは機種のラインナップが豊富なだけでなく、機能が細かく用意されており一歩リード。GALAXY S IIはかなり独特な感じだが、テレビ画面のキャプチャー機能があるのが便利。シャープ製端末でも電源ボタン+ホームキーを押すことで、通常の画面はキャプチャーできるが、これはワンセグ利用時は使えない。

 しかし昨今の状況を考えるとワンセグでより重視されるのは、録画機能を始めとする機能の豊富さよりも、緊急時に確実に視聴できるか、またバッテリーは持つかになるかもしれない。受信感度重視なら録画ができなくてもXperia acroとSweetyも選択肢に入るだろう。都市部では内蔵アンテナよりスタミナ重視で問題なさそうだが、地方や室内で見るならむしろ感度重視になりそうだ。


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