2000円で買える「MINI Bluetooth KEYBOARD」
「MINI Bluetooth KEYBOARD」は実売1980円という、ちょっとしたiPhone用背面カバーよりも安価なキーボード。49キーがコンパクトに収まっているのが特徴だ。
キーボードの配置はそれほど悪くない。キーが格子状配置なのは横幅11.5cmというサイズからやむを得ないところはあるが、縦は6cmとやや余裕があるため、5行のキー配置を採用。ゆえに数字キーをFnと併用することなく入力できるのはありがたいところ。
コンパクトキーボードではキー数を減らすために「Fn」キーと併用する文字・記号が多いが、このキーボードは「,」「.」がそれぞれ独立したキーとして存在し、「Shift」や「Fn」が左右にちゃんとあり、「Alt」やWindowsキーまで用意されている。
また、キーボードのサイズがiPhoneとほとんど同じサイズというのは面白い。重ねてみるとiPhone 3Gとほぼぴったりで、厚みも約7mmとほぼ同じ(iPhone 4と比べるともちろん厚い)。
重ねることでiPhoneカバー代わりに使える、というわけではないものの、重ねて持つと邪魔にならず、カバンの中でも存在感が少ないのは確か。ケースやポーチ類を共用できるのも意外なメリットになるかもしれない。コンパクトキーボード選びはサイズや使いやすさなど、いろんな要素を検討することになるが、スマートフォン本体と一緒にしたときにしっくりくるというのも考慮しておいて損はないはずだ。
実際に触ってみると、裏蓋をはめ合わせている部分に微妙に隙間があり、充電用のUSBコネクターを抜き差しする際にややぐらつくなど、いかにも安っぽい。
キータッチはややストロークがありすぎてフワフワとした感触なのだが、ストローク量が場所によって違う(造りの甘さゆえにキートップ面が基板に均一に密着していないせい)ので、テンポよくキー入力していると、押したはずなのに入力されていない文字があったりする。
キーボード入力の利便性を試していただきたい
というわけで、両製品とも色々と目に付く欠点はあるが、価格が価格なのである程度は目をつぶってもいいだろう。
チープな商品であっても、あるとないとでは明らかに入力効率が違う。ソフトウェアキーボードで十分だからとハードウェアキーボードを使わないスマホユーザーは多いだろうが、まずは実際に使ってみて、ソフトキーボードよりもどれだけ使いやすいかを試してみていただきたい。
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