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小型PCだって十分イケる! Mini-ITX入門 第3回

可能性は無限大! Mini-ITXをNASや録画マシンとして活用する

2011年10月06日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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究極の静音を目指すならファンレスマシン

 Mini-ITXは、ノート向けの省電力CPUを組み込んだ多く存在し、こうした製品は静音・省電力志向のユーザーに人気が高い。静音は魅力だが、ノート向けCPUはパワー的に見劣りするという人も多いだろう。
 そこで紹介するのがこのファンレスケースだ。ケース左右端とCPUをヒートパイプで繋ぐことにより、ケース自体がCPUクーラーとして機能する仕組みになっている。

ケース全体がヒートシンク
NT-TX2000 ZENO Series no1

●URL:http://www.ask-tech.com/jp/product/case/nt-tx2000/
●実売価格:3万2800円前後

特許出願中の無騒音クーリングシステム“ZENO”を採用したケース。先週発売したばかりのホヤホヤだ

 対応するCPUは、LGA 1155/1156/775のTDP65W以下のモデルとなる。マザーボードのCPUソケットの位置に合わせてヒートパイプを微調整する必要があるなど、取り付けに手間がかかる点には注意が必要だ。電源ユニットはオプションで、出力サイズが異なる3種類のACアダプターが用意される。
 比較的コンパクトなボディで、CPUパワーのあるファンレスマシンが作れるのはなかなか魅力的だ。デザインもフロントパネルにアルミを使用し、高級感を持たせている点もポイントが高い。価格がかなり高めであること、HDD/SSD用のベイが1つしかないのがネックだが、究極の静音マシンを目指すならチェックしておきたいアイテムだ。

8.0mmのアルミフロントは、電源ボタンのみというスッキリとしたデザイン

PCIスロットは30mm以下のPCIカードが使える。それ以上のカードには対応していないので注意が必要だ

両サイドのギザギザ部分は、CPUの放熱フィンの役割を担っている

内部スペースはMini-ITXマザーのサイズよりもかなり広めで、ゆったりしている

CPUクーラー部分は2階建て構成。まず、CPUと接触する2本のヒートパイプが熱を上部に移動させる。そこにケース両サイドに熱を伝えるヒートパイプを備えたパーツをドッキングさせる。この時点では、まだネジは仮止めの状態

上部パーツを仮止めしたら、両サイドの放熱部にヒートパイプが接触するように長さを調整する。調整が完了したら、しっかりネジを締めて上下パーツを固定させる

ファンレスのため熱伝導性が重要ということもあり、製品には注射器タイプのサーマルグリスが同梱されている

小さいながらも色々な構成が楽しめるのがMini-ITXの醍醐味

 3回に分けてMini-ITXの自作を紹介してきたが、Mini-ITXでもごく普通のスペックで自作できることがおわかりいただけただろう。拡張スロットが1つなのはどうしようもないが、それを除けばMini-ITXのほうがより小さいケースが選択でき、設置スペースを節約できるなど優れた点も多い。省電力、ハイパワー、静音など、アナタのこだわりを持ったMini-ITX自作にチャレンジしてはいかがだろうか?

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