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小型PCだって十分イケる! Mini-ITX入門 第3回

可能性は無限大! Mini-ITXをNASや録画マシンとして活用する

2011年10月06日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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大容量HDDを搭載してPCをネットワークストレージに

 大容量HDDを使って組み上げたMini-ITXマシンをどうやってNASとして使うかだが、いちばん手っ取り早いのが、普通にWindowsをインストールし共有フォルダを設定する方法だ。
 まずMini-ITXマシンのHDD内にフォルダを作成し、右クリックメニューから「共有」→「特定のユーザー...」と選択する。次に「追加」ボタン左のドロップダウンリストから「Everyone」を選択して「追加」ボタンを押す。下のリストに「Everyone」が追加されるので、その右の「アクセス許可のレベル」をクリックして「読み取り」から「読み取り/書き込み」に変更すれば完了だ。

共有フォルダを作成するには、最初に共有したいフォルダを右クリックし、「共有」→「特定のユーザー...」と選択する

共有リストに「Everyone」を追加し、アクセス許可のレベルを「読み込み/書き込み」に設定する

 あとは別のPCで「ネットワーク」を開くか、「Win」+「R」キーを押し「\\“Mini-ITXマシン名”」と入力すれば、Mini-ITXマシンに作成した共有フォルダにアクセスできる。このときにショートカットを作成するか、ネットワークドライブの登録しておくと便利だ。
 なお、この方法はネットワークに接続されているPCであれば、誰でも共有フォルダにアクセス可能である。他人をシャットアウトしたいのなら、Everyoneではなくユーザー制限をかけ、パスワードも設定しておくことをお勧めする。

「ネットワーク」などから、Mini-ITXマシンにアクセスすれば、共有フォルダが見えるようになる

デュアルチューナーの録画しまくりマシンに!

 続いては録画マシンだ。必要なアイテムはもちろん地デジチューナーだが、録画に特化するのであればデュアルチューナーにしておきたい。さらにトランスコード機能などを持つ製品であれば、録画時にビットレートを下げてHDD容量を節約することも可能だ。
 今回はデュアルチューナーとトランスコード機能を持つ、アイ・オー・データ機器の内蔵タイプ「GV-MVP/XS2W」をチョイスして取り付けた。この製品はPCI Express x1接続。今回のマザーボードはPCI Express x16しか搭載していないが、PCI Express x16スロットに装着しても問題なく動作する。

PCI Express x16スロットに「GV-MVP/XS2W」を取り付け、ブラケットのネジをしっかり締めて固定する

miniB-CASカードの取り付けとチューナー配線を行なう

TV視聴や録画は付属の「magicTV GT」で行なう。EPG番組表などやおまかせ機能を使った予約録画が可能だ

付属ソフトで、DLNA/DTCP-IPによるストリーミング配信が可能。プレイステーション3など、対応した機器で録画した番組を視聴できる

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