このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

米陸軍による船舶輸送訓練“Pacific Reach 11”を突撃取材!

2011年09月10日 12時00分更新

文● アスキー戦車部 伊藤真広

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ペイロードから垂直に降りるはしごを使って、LCUの心臓部である機関室へ。エンジンの轟音が響く中、出航に向けて念入りにチェックをする機関員。機関室内は、航行していなくてもエンジン音が止むことがないため、作業をする隊員は耳の保護のためにイヤーマフを付けていた

こちらは艦内電話。右上部にあるスイッチの番号を切り替えて受話器を外し、右側面のハンドルを回すと電話が繋がる仕組み。操舵室と違い、このあたりはアナログだ

LCUの見学を終えたところで、出港の準備も整ったので、一行を乗せたままLCUは瑞穂埠頭を出港。当初はLCUの見学だけという話だったので、これには報道陣一堂もビックリ!

出港準備を行なう米陸軍の隊員たち。接岸や出航、湾内を航行する時は、艦首に配置された2人の隊員が安全確認などを担当していた

瑞穂埠頭の南側の桟橋から北側の桟橋へと湾内を航行するLCU。瑞穂埠頭の突端部分(写真中央)には、以前使われていたオイル運搬用の艀船が見える

瑞穂埠頭の北側には、同型のLCUが停泊していたので、真正面から見ることもできた

同型のLCU2隻が並列で停泊しているため埠頭の入口が狭くなっていたが、切り返しなどを行なうことなく堂々と奥へと進んでいった

一行を乗せた船は、岸壁ではなく先に接岸していたLCUと並列するように停泊する。徐々に近づくLCU。甲板では操舵手の死角となる部分を監視する隊員たちの姿が多数確認できた

所定の位置に到着したら、素早く隣りの船とロープを繋ぐ。それらの行動にも実戦さながらの動きが要求されるため、激が飛んでいた

無事に瑞穂埠頭北側に到着した一行は、隣りのLCUを横断して陸地へと戻った

横浜ノースドックに配備されている船艇の数々

 訓練への立会いが終了した取材陣は、基地から出るためゲートに向かう車に乗り込んだが、在日米陸軍広報官の好意により、横浜ノースドックに配備されている米陸軍の船艇を見学させてもらったので、ここで紹介していこう。

瑞穂埠頭に停泊していたBarge Derrek(クレーン船)。100トン以上の荷物を吊り下げ可能だ

入港する船舶の先導役を務めるほか、小回りのきかない大型船が着岸する際に活躍するLarge Tug(大型タグボート)

陸上に揚げられていたのは、LCUより小型のLanding Craft Mechanized(機動揚陸艇)。ランプの形状が違う2種類のLCMが確認できた

LCM同様、陸揚げされていたSmall Tug(小型タグボード)と、ウォータージェット推進式のFloating Causeway(浮遊型浮橋)

【取材協力】

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ