日本の力を見せろっ!! NECの秋冬モデルはここがスゴイ! 第1回
ノートとタブレットの間を埋めるスレートPC
軽量・長時間タブレット「LaVie Touch」はここがスゴイ
2011年09月26日 11時00分更新
低消費電力なAtomプロセッサー搭載で10時間を超す駆動時間
約10.6時間の長時間駆動を実現しているのが、Atom Z670+SM35の採用。コードネームOak Trailと呼ばれるプラットフォームで、3W程度と低いTDPがウリ。メモリーコントローラーやグラフィックス機能もCPUに統合している。動作周波数は1.50GHzで、コアこそ1つだが、ハイバースレッディングに対応し、2スレッドの同時処理が可能だ。
オンボードメモリーは2GBで増設は不可。ストレージは64GBのSSDとなっている。とはいえ、SDHC対応のスロットも本体に設けられており、用途を考えるなら基本性能は十分といったところ。
HDMI出力端子を持っており、大画面のテレビやプロジェクターに720p出力(1280×720ドット)できる。また本体上部には、131万画素でステレオマイクを備えたカメラを内蔵しているため、ビデオチャットや生放送などにも対応できる。通信機能としては、Bluetooth 2.1+EDRとIEEE 802.11b/g/nを搭載している。
主なスペック | |
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CPU | Atom Z670(1.50GHz) |
チップセット | SM35 |
メモリー | 2GB |
SSD | 64GB |
ディスプレー | 10.1型ワイドIPS液晶(解像度1280×800ドット) |
光学ドライブ | DVDスーパマルチドライブ(マルチステーションに内蔵) |
通信機能 | Bluetooth 2.1+EDR、IEEE 802.11b/g/n |
インターフェイス(本体) | USB 2.0×2、SDHC、HDMIほか |
インターフェース(マルチステーション) | USB 2.0×2 |
サイズ | 幅263×奥行き183×高さ15.8mm |
重量 | 本体:約729g/マルチステーション設置時:約1.44kg |
OS | Windows 7 Home Premium(SP1)32bit版 |
Windows 7搭載なので、入っていきやすいハズ
LaVie Touchは、OSにWindows 7を採用しているので、Windowsの操作に慣れた人なら、すぐにバリバリと使いこなせるはず。このあたりはWindows搭載のメリット。USB端子を使って、Windows用のさまざまな周辺機器を接続できるのもうれしい。
OSの操作は、Windows 7で導入された「Windowsタッチ」が利用できる。これは2本指の操作で拡大・縮小を指定する“ピンチ”といった操作も可能だ。
また、ソフトウェアキーボードもWindows標準のもののほかに、「ExTOUCH」バーをデフォルトで搭載。ワンタッチでコピー&ペーストなどが可能なほか、フリック入力方式や携帯電話方式のソフトウェアキーボードもここから呼び出せる。
右手で簡単に操作できる位置にあるので、広い視認性を活かしたまま、文字入力が可能になる。
ビジネスソフトには、Office Home & Business 2010をプレインスール。Androidなどのタブレット端末でもOfficeビューアーを装備していることはあるが、互換性を気にせず、文書を作成し、共有できるという点では安心感が違うだろう。
さらに、搭載するOfficeには、タッチを活かした手書き操作ができるOfficeリボン(タッチタブ)を独自に搭載。より効率的な文書の作成が可能となっている。
モバイル機ならでのは独自ソフトとしては「Network Duet」も面白い。ホームネットワーク上のほかのパソコンから、LaVie TouchのSSDの一部を参照し、ローカルディスクとして利用できるユーティリティーだ。
設定しておけば、家のデスクトップで作業中のファイルをLaVie Touchに気軽に転送して、外に持ち出すといったことも可能だろう。
このほか、国内主要電子書籍フォーマットに対応した電子書籍ビューアーなども搭載。ビジネスから遊びまで、フル対応できるモバイル機に仕上がっている。