このページの本文へ

このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第4回

折り畳み式テンキーに慣れ親しんだアナタに!

フィーチャーフォンライクなスマホ「007SH」を女子とチェック!!

2011年09月09日 12時00分更新

文● 林 佑樹 撮影● 住川奈津、モデル● 黒井あずさ、相川夏海

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

意見が分かれるケータイチックな「ラウンドホーム」

 ホームスクリーンとは別に、007SHには「ラウンドホーム」と呼ばれるシェルが用意されている。カンタンにいってしまえば、よりケータイ感覚で操作できるように設計されたインターフェイスだ。まずは写真を見てみよう。

ラウンドホームのスタート画面。目的別に応じたアプリを各フォルダに格納している形

画面をドラッグすると、円形にシフトしてサクッと移動できる。ただこのアクションは人によって好みが別れやすいようで、あずにゃんはどうも受け付けない様子だった

何かしらのジャンルを開いて見ると、プリインストールアプリやマーケットでの検索ができる。設計としては、なるべくマーケットに行かなくてもよいという作りだ

 という感じで、いわゆるケータイ操作を前提にした設計になっている。スマホを使っている人ならわかると思うが、意外と使うアプリは限られてくるため、しばらくするとラウンドホームのほうが使い勝手がよくなる。任意にフォルダーを作成できるため、よく使うアプリをジャンル分けして、スタート画面に配置しておけばいい。

 一方で、いわゆるおなじみのホームスクリーンは、Androidそのものだ。ハードウェアキーでの操作はもちろん、タップでの操作もOKだが、ひとつだけ独自操作がある。ホーム長押しからウィジェットなどの設定を呼び出せない仕様になっており、十字キーの中央ボタンを長押しする必要があること。

ホームスクリーンは、普通のAndroid。たしかに、ケータイから移行した層にはラウンドホームのほうが馴染みやすそうだ。ただ、急にこの画面になったら結構混乱するんじゃないだろうか……。メニューから切換可能だが、ちょっとわかりにくい

 また、ハードウェアキー搭載モデルのメリットとして、ソフトウェアキーボードが表示されないため、画面が広く、とくに入力エリアが広く取れるというのがある。Twitterは140文字までだが、Facebookやmixiでは長い日記を書いているという人にはオススメ。

twiccaで入力しているところ。写真の通り、変換候補が出てきても画面の半分以上が入力エリアになっているため、スクロールさせて確認する手間が少ない

検索のときの写真。サジェストと予測変換が表示されて、だいぶごちゃっているのだが、肝心の部分はちゃんと見えるし、変換候補もハードキーで楽に選択できる(タッチパネルだとけっこう押し間違いしやすいと思うのだが)

バッテリー駆動時間はお察しください

 バッテリー容量820mAhという数値からもわかる通り、駆動時間は短い。厳密には計測できていないが、3時間くらい酷使できればいいほうといったレベル(体感としては、気がつくとゴリっとバッテリーが減ってて怖かった)。そのあたりは、カタログスペックにある連続通話時間約230分、連続待ち受け時間約300分というデータからもわかる。もし購入を考えている場合は、モバイルバッテリーをセットで購入しておきたい。

820mAhのバッテリー。使い方次第では、5時間近くもってくれる。充電時間が約140分と短いのもいい

 なお、3Gデータ通信を行なわず、無線LANのみで運用という場合の駆動時間は5時間近く持つので、ちょこちょこ使う程度ならバッテリー容量の少なさは気にしなくてもいいと感じた。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン