中堅企業向けサーバーで利用可能に
「i」に対応!IBMの「リモート・データ保護」が対象拡充
2011年08月26日 06時00分更新
8月25日、日本IBMはサーバーやPCのデータをIBMデータセンターで保管するサービス「リモート・データ保護」を拡充し、IBMの独自OS「IBM i」を搭載した中堅企業向けサーバーに対応すると発表した。
リモート・データ保護は、データを自動的に暗号化してIBMデータセンターへ送信し、保管を行なうサービス。専用のエージェントソフトウェアをPCやサーバーに導入し、バックアップの対象ファイルと頻度を設定すると、インターネット経由でIBMデータセンターの専用システムに自動的にバックアップが行なわれる。
2008年8月のサービス提供開始以来、事業継続や災害対策を目的とするユーザーに提供してきた。AS/400から始まり、System i、Power Systemsと名称が変わってきたオフィス向けシステム用のOSである「IBM i」を利用しているサーバーのデータにも対応することで、中堅企業でもデータの遠隔保管の提供が可能となった。
サービスには、三和コムテックのIBM iのファイルのバックアップをPCのディスク上に圧縮して保管するソフトウェアソフトウェア「LaserVault Backup」を活用する。
リモート・データ保護はサービスの使用量に応じた従量課金で、50GBのユーザーデータを7日間センターで保持すると月額4万6000円となる。また、LaserVault Backupを利用する場合、その利用料金は132万円となる。なお、三和コムテックは、リモート・データ保護と合わせてLaserVault Backupを購入すると、本年12月末までのキャンペーン価格として89万円で提供するという。
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