トレンドマイクロは本日、個人用セキュリティーソフト「ウイルスバスター」の最新版である「ウイルスバスター2012 クラウド」と、Androidスマートフォンに特化した「ウイルスバスター モバイル for Android」のオンライン販売を午後5時から開始すると発表した。なお、全国の量販店での販売は9月2日から開始する。
対応OSは、「ウイルスバスター2012 クラウド」がWindows XP SP3以上/Vista SP2以上/7、Mac OS X 10.4~10.7。また、「ウイルスバスター モバイル for Android」は、Android 2.2/2.3、3.0/3.1に対応している。
価格は「ウイルスバスター2012 クラウド」のダウンロード版が4980円、パッケージ版が5980円(どちらも1年版)。「ウイルスバスター モバイル for Android」はダウンロード版、パッケージ版ともに2980円。さらに、パッケージ1年版と「ウイルスバスター 2012 クラウド1年版」のセットは7980円で発売される。
ウイルスバスター 2012 クラウドは、これまでの機能はそのままに、安全性と快適性を両立させ、前年版に比べて、メモリー使用量が42%、フルスキャン時間が48%短縮された。
また、昨今のSNSユーザーの拡大に伴い、新機能「SNSプロテクション」を搭載した。この機能は、mixiやFacebook、Twitterなどで送られてくるURL(リンク)の安全性を色分けして表示し、不正なウェブサイトに誘導されてしまうのを阻止するというもの。これにより、怪しいURLが拡散されてしまうのを防ぐことができるという。
ウイルスバスター モバイル for Androidは、現在9月末まで無償で利用できるβ版が提供されており、不正なアプリを検知したり、フィッシングサイトをブロックしたりといった機能を備えている。製品版では無償版の機能に加え盗難・紛失対策といった新機能が搭載される。この機能は端末紛失時に、GPSを利用してパソコンで探索し、遠隔操作でロックやデータの消去を行なうことができるというシステムだ。
ユーザー人口が増えるにしたがい、ユーザーを脅かす脅威も増えてくる。パソコン、スマートフォンにかかわらず、他人に迷惑をかけない意味でもセキュリティー対策をしっかりしておこう。