8月22日、ニフティはパブリック型クラウドコンピューティグサービス「ニフティクラウド」にアプリパッケージを流通できる「イメージ配布機能」など、7つのサービス・機能を追加すると発表した。
8月22日より始まったのが、
- イメージ配布機能
- ニフティクラウドSDK for Ruby
- コンソール機能
- HA・ディスク障害発生時の通知機能
- パターン認証機能
- OSイメージのラインナップ追加(CentOS 5.6の提供)
で、さらに8月24日には「Oracle Database利用環境の提供」が加わる。
イメージ配布機能は、設定情報などを含んだサーバーイメージをテンプレートとして保存した「カスタマイズイメージ」を、ニフティクラウドのユーザーに配布できる機能。自社の商用パッケージをインストールしたカスタムイメージを配布することが可能となり、パートナー企業が自社製品の販路として利用できる。今後は、パートナー企業とともに、ミドルウェアやアプリケーションを組み合わせたパッケージなどを拡充していく。
この機能の利用料金は無料だが、カスタムイメージの作成および保管には、別途料金がかかる。イメージ作成が525円/件(税込、以下同)で、イメージ保存はCentOSとRedHat Linuxが3150円/月、Windowsが4200円/月となる。ただし、パートナー企業は、特典としてこれらが無料となる。
2つ目のニフティクラウドSDK for Rubyは、現在「ニフティクラウドAPI」にて提供しているJava版のSDKに続くもの。これにより、Rubyを利用する開発者はニフティクラウドAPIを通じたリソースコントロールの自動化やサーバーを管理するアプリケーションの開発をしやすくなる。また、プログラムの連携も容易に行なうことが可能となり、クラウドサービスの利用の幅が広がるという。料金は無料だ。
3つ目のコンソールは、サーバーのコンソール画面を、コントロールパネル上で確認、操作できる機能だ。設定間違いにより、「OSが起動できなくなった」「SSHでの接続ができなくなった」などの状況に陥った場合も、ユーザー自身で状況の確認と解決が可能になるという。料金は無料。
4つ目のHA・ディスク障害時の通知機能は、物理ホスト障害時のサーバー再起動(HA)、ディスク障害が発生した場合にコントロールパネルに通知が表示される機能だ。HAや障害に関する情報を、リアルタイムに把握できるようになる。
その他のサービスも、ニフティクラウドの機能を強化するもの。ニフティクラウドのWebサイトを参照のこと。
