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NEC、セキュリティーを大幅強化したLifeTouchを発表

2011年08月23日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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セキュリティー機能を大幅強化した法人向け「LifeTouch NOTE ビジネス向けモデル」

 NECは23日、OSにAndroidを搭載したキーボード付き端末「LifeTouch NOTE」と、タブレット型端末「LifeTouch」のビジネス向けモデルを発表した。セキュリティー機能が大幅強化されているほか、ビジネス利用に必要な機能を盛り込んでいる。

元々法人向け製品だが、さらにセキュリティー機能を強化した「LifeTouch セキュリティパックモデル」

 LifeTouch NOTEは「スマートブック」を標榜した、キーボード付きのAndroid端末。もう一方のLifeTouchは、法人向けに「クラウドコミュニケーター」と称して販売されていたタブレット型Android端末である。発表された新製品はこれらをベースに、Android標準機能に存在しなかったり、既存のLifeTouch製品で省かれていたセキュリティー機能を大幅に強化。ビジネス向け情報端末として求められる仕様を満たした製品となっている。

 例えば不正接続防止機能では、従来機で省かれていたIEEE 802.1xの接続に対応したほか、高度なアクセス制限・管理が可能なプロキシー接続への対応、IPアドレスベースのネットワーク利用制御といった機能を搭載している。そのほかにも、VPN機能の強化やサードパーティー製VPNクライアントのサポート、パスワードポリシーの設定や端末内データの消去機能などを備えている。

 また、ユーザーが不正な、あるいは業務に必要のないアプリをインストールするのを防止するインストール制御機能。利用可能なデバイスを制限する機能、操作ログの管理といったAndroid標準にない機能も搭載する。

 LifeTouch NOTEは「LifeTouch NOTE ビジネス向けモデル」と称され、ハードウェア仕様は既存のコンシューマー向け製品とほぼ同一である。ただし、SDメモリーカードスロットは使用不可となっている。内蔵のストレージ用メモリーは8GB(うち6GB分を仮想SD領域として使用)。OSはAndroid 2.2を搭載する。

 製品バリエーションは、無線通信機能が無線LANとBluetooth 2.1のみの「WiFiモデル」と、加えて3G通信機能(FOMAハイスピード対応)を搭載する「3Gモデル」がラインナップされている。ディスプレーは7型タッチパネル(800×480ドット)。本体色はコンシューマー向け製品と同じく、「ピアノブラック」「バーミリオンレッド」「チョコレートブラウン」の3色を用意する。

 タブレットタイプのLifeTouchは「LifeTouch セキュリティパックモデル」と称され、従来機種とほぼ同一のハードウェア仕様を備える。ディスプレーは7型のタッチパネル(800×480ドット)で、重さは約370g。なお、SDカードスロットは有効である。通信機能は無線LAN(11b/g)とBluetooth 2.1のみ。OSはAndroid 2.2を搭載する。

 価格は、LifeTouch NOTE ビジネス向けモデルのWiFiモデルが5万3000円で、3Gモデルが6万3000円。LifeTouch セキュリティパックモデルの価格は5万3000円。両製品とも8月下旬出荷の予定。

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