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米Google, 「パンダ・アップデート」英語以外の言語にも適用、Matt Cutts氏は最新情報を共有

2011年08月22日 05時02分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Googleは2011年8月12日、コンテンツ品質の評価に関するランキングアルゴリズム、通称"Panda Update"(パンダ・アップデート)が米国(英語)以外の言語にも適用されたことを発表した。しかし、中国語、韓国語、日本語のいわゆるダブルバイト言語は対象外。

Googleは今年に入りユーザーにとって役に立たないコンテンツが検索上位に表示されないよう、ランキングアルゴリズムの改良に精力的に取り組んできた。春先(2011年2月24日)にPanda Updateの第1弾(Panda Update 1.0)を投入後、Panda Update 2.0(2011年4月11日)、同 2.1(5月10日)、同2.2(6月16日)、同2.3(7月23日)と5〜6週間のインターバルで随時コンテンツの評価アルゴリズムを実行してきた。

Googleによると今回の英語以外へのパンダ・アップデート投入は、検索クエリの6%から9%程度に影響するという。これは同アルゴリズムが英語圏に最初に投入された時の影響(12%)と比較すると小さい。

今回の発表にあわせて、米Google Matt Cutts氏が、英語圏以外の状況についてYouTubeで答えている。

「米国以外でPanda Updateに影響はあるのか?」という質問に対して答えたもの。Matt Cutts氏によると、現時点(2011年8月14日)で影響を受けるのは検索クエリが英語の場合のみ(注:本記事で言及している通り、すでに英語以外にもパンダは適用されている)したがって、日本や英国でも影響はありうるが、あくまで英語(および他の言語)の検索クエリに限定される。

GoogleはPanda Updateを全世界に適用して検索品質を改善するための方法を模索しており、現在テスト段階に入っている技術は良い結果が確認できているという。ただし、Googleは急いで投入するつもりはなく、コンテンツ品質の誤判定を避け、同社が目指す品質、同社が期待する結果が得られるように十分にテストを行った上での導入を試みているとのこと。

High-quality sites algorithm launched in additional languages

http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2011/08/high-quality-sites-algorithm-launched.html

Is the "Panda" algorithm update affecting non-English searches ?
http://www.youtube.com/watch?v=OWQSRvN5RV8


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日本の場合、パンダ・アップデートばかりに固執するのは間違いで、その他(パンダ・アップデートと関連あるのかどうかはともかく)「本来取り組まなければいけないこと」に時間を割いた方が良いと思います。何年も前から廃れているはずのしょうもないリンク構築スキームの見直しとかね。

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