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4月~6月をレポートしたInternet Infrastructure Review(IIR)

Anonymousは?迷惑メールは?IIJがIIR Vol.12を発行

2011年08月22日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 8月19日、インターネットイニシアティブ(IIJ)は、インターネットの最新の技術動向・セキュリティ情報のレポート「Internet Infrastructure Review」のvol.12を発行した。3・11の大震災やソニーへの攻撃などの影響もあった2011年4月~6月までの動向がレポートされている。今号のトピックは以下のとおり。

 
集団の攻撃活動が増加
観測期間中、Anonymous、LulzSecなどのグループが活動を活発化。大手企業、国防関連企業、政府機関などが攻撃のターゲットに。
迷惑メールの総数は減少
2010年後半から迷惑メールが減少しており、前年同期比の32.1%減。メール全体の約半分になった。中国からの迷惑メールの送信が増え、引き続き発信国1位となっている。
震災におけるトラフィックへの影響は限定的
全国レベルで見ると、震災発生直後にはトラフィックが20%程度減少した。ただ、震災によるトラフィックへの影響は限定的で、節電の影響も特に見られない。
インターネット利用者のトラフィック動向
2010年に比べ、P2Pよりも、ビデオコンテンツやWeb2.0系のリッチコンテンツを含むクライアントサーバー型の通信の割合が増加している。

 Internet Infrastructure ReviewはIIJが発行する季刊の技術レポートで、同社サイトからダウンロードできるほか、冊子の入手も可能になっている。

 

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