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Apple Geeks 第52回

Chrome 14βで「Quake」「SimCity 2000」を動かす

2011年08月22日 12時00分更新

文● 海上忍

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「Quake」が軽快に動作

 すでにNaCL向けウェブアプリは多数開発され、さまざまなサイト上で公開されている。そのうちのいくつかを紹介することで、NaCLの効果と実力を推し測っていただきたい。

 手始めに、Google codeにある「Native Client SDK」のサンプルを試してみよう。このページでは、NaCLプラグインが正常に動作しているかどうかチェックしてくれる。NaCLの実力を知るにはアッサリした内容だが、高速性は感じられるはずだ。

高速に円周率を計算するデモ「Monte Carlo Estimate for Pi」

 続いては「Quake in Native Client」(ソースコードはこちら)。その名のとおり、FPSなどと呼ばれる3Dゲームのパイオニア、「Quake」のNaCL版だ。NaCLプラグインさえ有効化されていれば、準備はまったく必要なし。ただ、URLへアクセスすればいい。今や「Quake 2」がJavaScript+WebGL向け(Quake II GWT Port)に移植されているため、NaCL版Quakeはグラフィックの粗さを感じさせるが(NaCLではOpenGL ES 2.0がサポートされるがシェーダー必須)、ここまでできる、と感じさせる部分はあるだろう。

DOSの時代を知る人には懐かしい「Quake」がChrome上で動く

「Quake in Native Client」動作中の動画

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