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T教授の「戦略的衝動買い」 第157回

時間を見るという基本機能が欠落した腕時計を衝動買い

2011年08月19日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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腕時計上面に文字盤は無し

 Only-The -Braveは、本来の文字盤があるべき腕時計上面に文字盤が見あたらない。鏡面加工された本体上面は、あたかもその鏡面板の奥で赤色LEDが現在時刻を表示してくれそうだが、そんなセンスのないアプローチはDIESELのセンスではないだろう。

綺麗に磨かれた表面は、なかなかCOOLなイメージだ

鏡の代わりにもなるほど反射効率は優れている

 世界をかけて働くビジネスマンのためのOnly-The -Braveは、両側面に各々2個のアナログ時計を配し、全部で4ヵ国の時刻を同時に表示、認識できるグローバル仕様だ。4つの計時機構を、ローカルタイム、24時間計、クロノグラフ、カレンダーなんて言うダサイ組み合わせにしなかったことがなにより最高だ。

時刻表示機構は片側に各2個。こっち側はブラックの文字盤

反対側はホワイトの文字盤の時計が2個。合計4個の時計が入っている

 4ヵ国の時刻を個々に設定する為に、4つの独立したリューズは最高に平易なユーザーインターフェースを提供している。実際にOnly-The-Braveを腕に装着してみると誰もが理解できるが、4つも時計があっても、どれも自分の方向を向こうとしない配置は極めて見辛い。手首と首の角度を変えて最適の視認角度を見つけるまでに、かなりの時間と訓練を要する。

リューズは各時刻機構(時計)に1個なので、全部で4個ある

自然な体勢では、指先側にある2個の時計を見ることはできない

同じく、肘方向にある2個の時計も簡単には見られない

 筆者の場合、まったく世界を股にはかけていないので、4つの時刻表示機構には、東京時間、富山時間、大阪時間、必要のない横浜時間をセットしてあるので、日本にいる限りは、どれか1つが運良く見られれば完璧で安心なのだ。Only-The-Braveは、世界を股にかけても、死ぬまで一生一ヵ所に居ても、目立ち度だけは超級の腕時計なのだ。


T教授

今回の衝動買い

アイテム:DIESEL「Only-The-Brave
価格:6万円(新宿・WATCH.(ウォッチドット)にて約3万円で購入)

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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