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これでアナタも“トリリオネア”? 今から買うなら3TB HDD! 第1回

1万円を切った3TB HDD まずはベンチマークと使い方から

2011年08月15日 12時00分更新

文● 宇野貴教

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現在ショップで入手しやすい3TB HDDはこれだ!

 現在、3TB HDDは、Western Digitalと日立グローバルストレージテクノロジーズ(以下、HGST)の2メーカーの製品がパーツショップなどで購入可能だ。Western Digitalは1モデルのみで、速度よりも容量や省電力を重視した「WD Caviar Green」からのリリースだ。HGSTはキャッシュ容量やディスク回転数の違いで2モデルが用意されている。今回はこの中から、実売価格が1万円前後の2製品を紹介する。

安くて大容量の定番製品
Western Digital「WD Caviar Green WD30EZRX」

 Western Digitalの容量重視モデルである「WD Caviar Green」シリーズの中でも、最大容量モデルとなる製品だ。大容量低価格を突き進むシリーズだけあり、3TB HDDとしては低価格でアキバのショップ店頭での実売価格は約9500~1万円程度。ちょっと驚かされる。必ずしも速度を重視したモデルではなく、回転数は「IntelliPower」と名づけられ、実質的には非公開である。

WD Caviar Green WD30EZRXの主なスペック
インターフェイス SATA(6Gbps対応)
キャッシュ容量 64MB
回転数 IntelliPower
消費電力(リード/ライト時) 6W
消費電力(アイドル時) 5.5W
重量 730g

データドライブ向けの低価格モデル
HGST「0S03229」(Deskstar 5K3000)

 HGSTの3TB HDDは、回転数が7200rpmの高速タイプと「CoolSpin technology」と呼ばれる省電力重視モデルが存在するが、今回紹介する「0S03229」は後者のタイプである。CoolSpin technologyでの回転数については公式では未公開だが、高速タイプより劣ることは推測できる。またキャッシュ容量も上位モデルの64MBと比べ、半分の32MBに抑えられているが、そのぶん実売価格は3000円ほど安く購入しやすい価格になっている。

 なお、パーツショップの店頭では、HGSTのPC内蔵用HDDはボックスタイプでの販売が主流になりつつある。このボックス版は3年間のメーカー保証のほか、本来は3TB HDDには対応していないWindows XPでの利用についても、購入者限定でダウンロードできる専用ユーティリティでフォーマットすることで可能だとうたっている。これについては本特集の第2回で紹介予定だ。

HGST「0S03229」の主なスペック
インターフェイス SATA(6Gbps対応)
キャッシュ容量 32MB
回転数 CoolSpin
消費電力(アイドル時) 4.8W
重量 690g

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