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これまでのスマホとは一味違う新しさ

Windows Phone 7.5の新しさと強みをMSがメディアに語る

2011年08月12日 21時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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テストが繰り返された新しい日本語入力
「カーブフリック」

日本マイクロソフトの吉田氏

 Windows Phone 7.5で日本語を含む多国語対応がなされたわけだが、そこで当然必要になったのが日本語入力プログラムだ。そしてWindows Phone 7.5の日本語入力における特徴が「カーブフリック」である。

 このカーブフリックとは、iPhoneやAndroid端末で一般的な4方向のフリック入力に加え、濁音・半濁音などはさらに斜め方向にフリックすることで入力を可能にするものだ。このカーブフリックでは濁音については常に時計回り方向の斜めに、半濁音/促音は反時計回り方向の斜めという法則が用いられている。

カーブフリックはフリック入力をはじめとするこれまでの入力方式の発展型なので、これまでの入力も同時に使える

 このように最大8方向へのフリック操作を必要としたことで、当たり判定が当然シビアになってしまった。しかし、実際に社内でテストを繰り返し、どういうミスが生じるかを徹底的に調べたという。また文字入力の練習用アプリも開発しており、そのアプリ上でのデータをもとに今後の入力精度の向上を目指しているとのことだ。

入力ミスなどを防ぐために今後も継続的に改良していく予定だ

アプリの試用版の仕組みをOSレベルに組み込むことで
有料アプリのコンテンツに繋げる

日本マイクロソフトの中島氏

 Windows Phone 7端末用のアプリストア「Marketplace」の現状についても報告があった。Marketplaceにはすでに2万本のアプリが登録されており、現時点でも1日約150アプリが追加されているとする。

 Marketplaceへのアプリ登録はiOS向けの「App Store」と同様に審査があり、現時点では約4~5営業日が必要とのこと。リジェクトされた場合も、その理由について、テキスト(英語)で開発者に送られる。

ユーザー向けのアプリストアである「Marketplace」と、開発者向けのポータルである「App Hub」はともに強化する。すでに2万本以上のアプリが公開されている

 またMarketplaceには開発者やビジネスパートナーに便利に活用してもらうべく、さまざまな工夫があるとする。その一例がベータ版配布機能。開発中のアプリをテストユーザーにテストしてもらうために、マイクロソフトによる審査を経ずに、開発者側が設定した100名までのユーザーにアプリを配布できるというものだ。

 また有料アプリ購入のきっかけになりやすい試用版への対応として、OSレベルで機能を用意している。具体的にはアプリから購入前か購入後か、またダウンロードからの日数をチェックできる仕組みである。

ベータ版の配布方法や試用版/有料版の二重化などはこれまでのスマートフォンですでに問題となっていた点でもある

 これを利用すると、試用版と有料版とで2つのバイナリを用意したり、Marketplaceに別々のアプリとして登録しなくても、ダウンロードから一定期間経過後に起動できなくなったり、試用期間中は一部機能が制限されるアプリが作成できる。ユーザーにとっても、試用版でのテスト後にそのアプリを購入する際、再度ダウンロードする必要がないので、実際の購入行動に繋がりやすくなる。


 日本でのWindows Phone 7.5端末は、iPhoneやAndroid端末がかなり普及した状態からのスタートとなってしまうが、既存のスマートフォンやそのエコシステムなどについて、さまざまな部分で研究と対策が行なわれていることが改めて確認できた。“後出し”ゆえの有利さでスマートフォンの世界でポジションを築くことができるか、これからも注目である。


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