日本マイクロソフトは、メディア向けにWindows Phone 7.5の説明会を行なった。端末自体はKDDIからすでに「Windows Phone IS12T」として、9月の発売が発表されているが、OSの提供元はどういう部分をアピールしたのだろうか。
アプリではなくOSレベルでコミュニケーションを管理
クラウドへもネイティブで対応する
日本マイクロソフト業務執行役員 コミュニケーションズ パートナー統括本部長の横井伸好氏は「今の時代のスマートフォンに必要なUIや機能をすべて見直して作り上げた。(これまでのWindows Mobileとは)まったくの別物」とWindows Phone 7.5を紹介。「Windows 7を発表したときと同じくらいの反響」とする。
またWindows Phone 7.5の特徴として「人を中心としたコミュニケーション」「最強のクラウド端末」「全く新しい使いやすさと軽快さ」「プラットフォームエコシステム」の4点をピックアップした。
まず第1の特徴については、Windows Phone 7.5は「人を中心にしている」という部分を何度も強調。これまでのスマートフォンではアプリごとに友人や知人の情報がバラバラに管理されてきたが、Windows Phone 7.5では統一されたアドレス帳があり、そこで人を選んでからどのツールでコミュニケーションをするかを決めることができる。
端末内やクラウド上のデータに区別が無く、「クラウドを意識させない」で使える点、Windows 8やXbox 360などでも今後導入が予定されている新UI「メトロ」の搭載、マイクロソフトが得意とする開発環境やビジネスパートナーとの協力体制についてもWindows Phone 7.5の強味として語られた。