8月10日、マクニカネットワークスは米ヴイカーネル(VKernel)の仮想環境パフォーマンス・キャパシティ最適化ツールの日本語対応最新バージョン「vOPS 3.5」の販売を開始した。
vOPSは、仮想環境特有のパフォーマンス問題の解決や、仮想環境のキャパシティ最適化を実現する仮想アプライアンス。リソース使用状況のモニタリング、パフォーマンス問題の根本原因の表示・警告、推奨解決策の実装、将来必要なリソースの把握・最適化、レポーティングといった機能を搭載する。パフォーマンスとキャパシティという2つの課題に対するソリューションをひとつに統合し、包括的な仮想環境の管理を実現するという。
社内の仮想環境からプライベートクラウド、パブリッククラウドなどのさまざまな環境において、全世界で800社以上に導入されているという。また、複雑なパフォーマンス問題の解決策を分かりやすいユーザー・インターフェース上で可視化するなどの機能が高く評価され、VMworld 2010の仮想環境管理部門においてGold Awardを受賞している。
今回発表されたvOPS 3.5は、日本語に対応しているほか、ストレージとネットワークのパフォーマンス可視化の強化、運用で役に立つさまざまなビルトインレポートの追加などが行なわれている。これにより、パフォーマンス問題の解決やレポート機能が高度化され、仮想環境のキャパシティ・パフォーマンス管理をより高いレベルで実現することが可能になったという。
なお、ヴイカーネルは米国マサチューセッツ州アンドバーに本社を置き、仮想環境のパフォーマンスとキャパシティを最適化するソリューションを提供している企業だ。マクニカネットワークスは、同社と国内一次代理店契約を締結。本製品の日本語化では、マクニカネットワークスが操作画面(GUI)のローカライズ作業を行なったという。