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夏の“ゲーミングデバイス”集中講義 第3回

山本彩乃もガチプレイ、ゲーマーが選ぶゲームパッド

2011年08月12日 12時00分更新

文● 伊藤 真広

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最先端の現場でのゲームパッドベストバイは?

第1回に続き、今回もご協力いただいたPC「Ark」

 ここまでF310に触れてきたが、秋葉原のショップではどのようなゲームパッドが売れているのだろうか。そこで、今回もPCショップ「Ark」にどのようなゲームパッドが人気か聞いてみた。

Arkで人気のゲームパッド3製品

Xbox 360 コントローラー リキッドブラック(Arkでの販売価格:3180円)

 ご存知Xbox 360用のコントローラー。有線モデルはWindowsOSであれば接続するだけで利用できるので愛用している人も多いだろう。比較的に変わった形が多いゲームパッドのなかで、普段からXbox 360で遊んでいる人にとっては違和感なく操作できる点は大きい。

Xbox 360 コントローラー リキッドブラック

Ferrari Motors Gamepad F430 Challenge Limited(Arkでの販売価格:5490円)

 手に持つ部分が下に大きく伸びて、まるでステアリングを握っているかのようなデザインのゲームパッド。特徴は十字キーに配置された“Optical Wheel”と呼ぶ2つのインターフェースだ。それぞれ90度の舵角を持っており、レーシングゲームに最適なFerrariの名に恥じない製品となっている。車は買えないけど、ゲームパッドだったら問題ない。友人にFerrari F430を購入したと自慢してもらいたい。

Ferrari Motors Gamepad F430 Challenge Limited

Logicool Wireless F710(Arkでの販売価格:4180円)

 さまざまなゲーム用品をリリースしているのでどれか1つは持っている人も多いだろう、ロジクール製のゲームパッド。ソフトなラバーグリップとプレイステーションのようなボタン配置を採用することで、ユーザーが馴染みやすい形状となっている。また、ゲームパッド非対応のゲームでも、同社がWebサイトで公開中の「プロファイラ」ソフトウェアをインストールすることで、キーボードやマウスの操作をゲームパッドに割り当てることも可能だ。

Logicool Wireless F710

ゲームパッド購入のススメ

 山本彩乃さんにF310と、ボタン数の限られたゲームパッドでプレイしていただいた感想を聞かせていただいた結果、ゲームパッドを購入する際のチェックポイントが見えてきた。これからゲームパッドを購入する際は、参考にしていただきたい。

ポイント1:軽すぎるパッドは使いにくい
 ゲームパッド本体の重さが軽すぎると収まりが悪く、ゲームプレイに集中できないことがある。もし、コンシューマー機を持っている人は、付属のコントローラーと同じくらいの重さのものを使うと違和感が少なく、プレイできることだろう。

ポイント2:キーやスティックは、適度な重さが必要!
 ボタンが軽すぎる方向キーやふにゃふにゃのアナログスティックは、ちょっと触れただけだけでも過敏に反応しすぎてしまい、ミスに繋がってしまう恐れがある。購入する際は、スプリングを内蔵するタイプなど、ある程度の抵抗感があるモデルのほうが安心してプレイできる。

ポイント3:ゲームによってボタン数は変わる
 MHFでは、アナログスティックやL2R2ボタンは必須となっていたが、プレイするゲームによっては、複数のボタンやアナログスティックを必要としない場合もある。ゲームパッドを購入する際は、自身がまずプレイするゲームの必要なボタン数を調べるとよいだろう。

こちらは「Ferrari Wireless Gamepad 430 Scuderia Limited Edition」。十字キーにステアリング機能に対応したレバーが搭載されている。レーシングゲームも普通のゲームもやりたい人にオススメだ

ポイント4:推奨モデルなら確実に動く!
 プレイするゲームが決まっている場合は、推奨品を購入すれば確実な動作が約束されているうえに、プレイする時に助けとなるアイテムなどを付属していることが多い。複数のゲームパッド候補が残ったときには、迷うことなく推奨モデルを購入しよう。

今回紹介した「Logicool Gamepad F310」なら、ボタン数も10あるので、大抵のゲームに対応できるだろう

 4つのポイントをクリアしているゲームパッドを購入すれば、ゲームをプレイする上で困ることは少なく、また使用感に不満を覚えることは、まずないであろう。
 とはいえ、4つのポイントをクリアしていれば、確実にマストなデバイスが入手できるというわけではなく、さらなる高みを目指したい人は、数々のデバイスに触れて自分の手になじむ製品を見つけ出さなくてはならない。

 全3回の集中講義をご覧いただいたことで、少なくともゲーミングデバイスの必要性は認識していただけたと思う。
 ゲームをプレイするならば、より楽しむために今回の講義のなかでその道のベテランたちが示したデバイス選びのポイントを頭に叩き込んで、自分の手になじむデバイスを手に入れていただければ幸いだ。

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