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T教授の「戦略的衝動買い」 第157回

今頃SIMフリーiPhone4を衝動買い。高価なケースに凝る

2011年08月11日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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ケースなのに1万5800円
高級ケース「VAPOR PRO」

 すべてが低価格に向かう現在では極めて高価なケースに分類されるが、価格に見合うだけのデザインとスペックだ。すでに多くの中国製のコピーモデルも出回り、激安品はパッケージやタグまで本物そっくりなので注意が必要だ。しかし、ジョイント部分の噛み合わせが粗悪だったりカットが荒かったりと、本物を持っているとその差は簡単に分かってしまう。

 筆者の購入したモデルは、フレーム全体にホワイトアクリル塗装を施されたアルミニウムと透明強化アクリルのコンビネーションで作られた2分割フレームで、iPhone4の周囲を囲むように精密な4個のネジで固定する。

2分割されたアルミニウムフレーム。完璧にアクリルの白塗装がされている。4個の精密なネジでフレームを固定する。専用ドライバーも付属

専用ドライバーのキャップには無くした場合の予備ネジが2個付属

 小さなネジを無くした場合の為に予備のネジのほか、キャップに2個取り付けられた専用ドライバーも付属する。取り付けは5分もあれば十分だ。対角線上にある2ヵ所のジョイント部分をそれぞれ1ヵ所だけネジで固定し、全体の歪みの無いことを確かめて残りの2個のネジを固定すれば完成する。

フレームの一部がアクリルなのがオシャレだ。人間工学的にどうのこうのは記述にはないが、左手でiPhone4を握ると手のひらにアクリルの突起が当たってホールド感は上がる

フレームのコーナー内面には緩衝材が張り込まれていて、落下時のiPhone4への衝撃を吸収する

ネジを4個しっかりと固定するとiPhone4と一体感のあるケースが完成する

発売が遅れたiPhone4にカラーコンビネーション的に似合うケースは数少ないがWhiteoutはピッタリだ

 元々、Android系のスマートフォンと比較しても重量感のあるiPhone4なので、ケースには軽量性が最も要求される。「ELEMENTCASE VAPOR PRO Whiteout」は総重量22gというウルトラ軽量なので、その点は最適だ。

 周囲を取り囲むフレーム形式の保護ケースの場合、その問題点は側面にあるDockコネクターやパワースイッチ、ヘッドフォン端子、音量調整ボタンや、Muteスイッチなどの操作性を悪化させることだ。VAPOR PROは、強度の高いアルミニウムと完全なまでのホールド性能があるため、操作性を犠牲にしないだけの開口部分のカットが実現されており、操作性に不便は皆無だ。

ほぼフレーム一杯にカットされたDOCKコネクター周囲。ケーブル接続も何の影響も受けていない

市販の大きなヘッドフォンプラグのために、余裕を持って丸く切り取られたフレーム。強靱なアルミのフレームと工作技術が可能にした

シュア社のけっこう大きなプラグも問題なく挿入できた。下位モデルのVAPOR4ケースはヘッドフォン用のカットの形状が違うので注意が必要だ

 標準でスクリーンプロテクターや、特製のポリカーボネート製バックプレートが付属するが、筆者は使っていない。すべてに渡って完璧なVAPOR PROだが、4個の堅固なネジで固定する方式なので、他のウケ系ケースと頻繁に着せ替えを楽しむことができないのが唯一残念な点だ。宴会用にもう一台、iPhone4を買うのが一番簡単な解決策だ。

筆者は私用していないが、スクリーンプロテクターや、スポンジ製のイヤーパッド、専用のポリカーボネート製バックプレートなど、アクセサリーも標準で付属するのでお好みでチューンアップ可能だ


T教授

今回の衝動買い

アイテム:ELEMENTCASE「VAPOR PRO Whiteout
価格:1万5800円(秋葉原・CASE PLAYにて購入)

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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