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リコー、被災者の写真をクラウド化する復興支援活動を開始

2011年08月08日 21時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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 リコーは、東日本震災における被災地復興支援の一環として、各地方自治体と連係し、地震/津波により被災した写真やアルバムの洗浄/デジタル化後に、写真原本とともに被災者に渡す「セーブ・ザ・メモリー プロジェクト」活動を開始した。

「セーブ・ザ・メモリー プロジェクト」公式サイト

 現在、各地方自治体、NPO、ボランティア団体、企業により、写真/アルバムなどの貴重な品々を被災された方々に返還する活動が行なわれており、リコーもこれら活動と連携。地方自治体が回収/洗浄した写真を複合機でデジタル化する作業を行なう。

 またデジタル化した写真データは、オンラインストレージサービス「クオンプ」(quanp)に保管し、各自治体を通して写真とそのデータを被災者に届けることを目指すという。さらに今回、富士通の賛同のもと、各地方自治体が管理する写真引き渡し所において、写真検索用パソコンが提供される。

デジタル化した写真データは、オンラインストレージサービス「クオンプ」(quanp)に保管される

 本プロジェクトは、南三陸町社会福祉協議会が中心となり、写真洗浄と持ち主への返却活動が行なわれている宮城県南三陸町、「思い出の品」返却活動が展開されている岩手県陸前高田市でスタートさせ、今後さらに他の地域でも展開する予定だ。

 このほかリコーグループは、8月9日〜9月10日に、輪番制夏休みなどを利用して、グループ社員95名が陸前高田市でボランティア活動に参加。写真をはじめとする回収品の分類/整理など、本プロジェクトとも連携する。

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