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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第9回

手軽にキレイな写真を撮れるスマートフォンはどれ?

2011年08月08日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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高感度モードの明るさに驚き
ドコモ「MEDIAS WP N-06C」

 初期設定では撮影間隔が最短約0.9秒の「クイックショット」になっているので、どのテストでもまずはクイックショットで行なっている。

クイックショット

標準モード+自動シーン

標準モード+接写

 上左が「クイックショット」、上右が「標準モード」で「自動シーン」、下左が「標準モード」で「接写」の写真。クイックショットで撮影した画像は、一見して花の色が薄い。一番色が濃く出たのは接写の写真。シーンオートもほぼ同じ印象だ。かなり差があるので色を見せたい写真のときは設定を調整して、クイックショットは避けるのが無難だろう。

 続いてデジタルズームでは、2倍の場合は撮影サイズが2M、4倍の場合は撮影サイズがVGAに落ちる。ズームは画面に表示された虫眼鏡風アイコンをタップして行なう。

クイックショット+通常撮影

クイックショット+2倍ズーム

クイックショット+4倍ズーム

標準モード+4倍ズーム

 上左がクイックショットで通常撮影。上右がクイックショットで2Mサイズで約2倍。下左がクイックショットでVGAサイズで4倍、下右が標準モードで自動シーンで4倍の写真。やはりクイックショットでは色が薄く、明るく撮れる傾向にある。これはXperia arcと比べてみても橋の色などに差がみられる。VGAサイズに落ちるが、4倍でも写真自体は十分使えそうだ。

 最後に夜景。MEDIAS WP N-06Cは高感度モードを持ち、ISO感度は最大12800相当というのもアピールポイントになっている。

クイックショット

「夜景」設定

「高感度モード」設定

 これは違いが際立つ結果となった。上左はクイックショット。意外とちゃんと撮れている。ただしビルの窓の明かりが複数重なり大きな光の塊になっていたりもする。上右がシーンを「夜景」にして撮影した写真。かなり明るく、ビルの輪郭もはっきりわかる。左のビルの窓がキレイにたくさん写っているのも見事。反面、ざらつきが目立っている。これだと暗くなってもクイックショットのほうがいい、という人もいるだろう。

 そして最後の下左が「高感度モード」で撮影した写真。夜景で撮影した写真よりもさらに明るく、しかしザラザラとした印象も強くなった。この程度の暗さでは高感度モードでは、逆に感度が高すぎるのだろう。しかし肉眼でほとんど見えていなかった両脇の歩道まで完全に写っている。

シーン自動検出が優秀 ズームは最大倍率は避ける?
au「AQUOS PHONE IS12SH」

 シーン設定が多彩なAQUOS PHONEでは、まず初期設定のままシーン自動検出で撮影して、その後最適なシーンを選択して撮影という流れでテストした。花の撮影の場合は、まさに「花」というシーン設定が用意されている。

シーン自動検出

「花」設定

 左が「シーン自動検出」で、右がシーン設定を「花」にした写真。パッと見るとほぼ同じ印象。ただ微妙に花の色の濃さがそれぞれ違う。どちらの写真がいいというのではないので、よほどこだわらなければ、シーン自動検出で十分そうだ。

 デジタルズームでは、撮影サイズが8Mでもズームが可能。ただし最大倍率の10.2倍にするのならQVGAサイズとなる。ズームは音量キーでおこなう。

8Mでのズーム

2Mでのズーム

QVGAでの10.2倍ズーム

 上左が8Mのズーム。かなり遠くまで撮れているが(5.1倍)、高解像ズームでも全体的にザラザラとした粗さが目立つ。上右の写真は2Mのズーム。2Mでは最大倍率(1.86倍)が小さいものの、粗さが目立たない。キレイに撮りたいのならこちらか。最後の下左がQVGAで10.2倍だが、こちらも粗い。ウェブで掲載するにしても、写真を見せるというより、なにか情報を記録として残してみせる、といったレベルになりそうだ。

 夜景の撮影でもシーン設定に「夜景」があるので、シーン自動検出と撮り比べてみた。

シーン自動検出

「夜景」設定

 左が「シーン自動検出」、右がシーン設定の「夜景」。両写真ともかなり似た感じになった。基本的にシーン自動検出のままでもよさそうだ。ただしブレることが多かった。サッと撮る感覚だと早すぎるので、しっかり握って撮影したい。電灯の光が格好良く写っているが、前述の2機種と比べるとかなり目立つ。ザラザラとした感じはあまりなく、道は明るく、夜空はちゃんと暗いという写真だ。

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