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レノボ・IdeaPad Tablet K1の担当者に聞く

タブレット市場は開拓段階、後発でもいい

2011年08月25日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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レノボ・ジャパンの大岩憲三 常務執行役員(左)と櫛田弘之プロダクトマネージャー(右)

 レノボ・ジャパンの「IdeaPad Tablet K1」「ThinkPad Tablet」は、同社が国内市場向けに初めて投入するAndroidタブレットだ。

IdeaPad Tablet K1。写真のレッドのほかホワイトのカラーリングも選べる

 ともにAndroid 3.1を搭載した製品。IdeaPad Tablet K1は個人市場向け、ThinkPad Tabletは企業向けで、搭載するポート類や内蔵アプリケーション、セキュリティー/管理機能などに相違点がある。製品の概要に関してはニュース記事を参照してほしい。

 開発は中国の北京と日本の大和研究所のチームが別個に担当しているが、中国・米国・日本にある3つの開発拠点の協業体制(イノベーション・トライアングル)によって生まれた製品である点は変わりない。

 例えば、ホーム画面に置かれたランチャーなどは統一されており、グローバル企業であるレノボの開発能力が存分に生かされた内容になっている。

 ここではレノボ・ジャパン常務執行役員 コンシューマ事業担当の大岩憲三氏と、個人向け製品のプロダクトマネージャーを務める櫛田弘之氏にお話しを伺った。個人向けのタブレットのあり方やIdeaPad Tablet K1のこだわりについて聞いていこう。


個人向け製品に注力するレノボ

── 大岩さんはセキュリティーソフトメーカーなどを経て、今年の春からレノボに入社し、コンシューマ事業をまとめる立場に立たれたと伺っていますが。

大岩 「レノボは現在コンシューマ市場への投資を進めています。デスクトップPCの出荷台数を例にとると、昨年から去年にかけて300%の伸びを示しています。コンシューマ事業では、ボリューム(出荷台数)の拡大を狙っていますが、その急速な立ち上げを実現していくのが私のミッションとなります」


── ThinkPadシリーズなど企業・ビジネス向けラインへの取り組みと、IdeaPadシリーズなど個人向けラインのビジネスにはどのような違いがあるのでしょうか。

大岩 「市場へのアプローチが大きく違ってきます。エンタープライズではサプライ・プッシュ型の比率が高く、パートナーとの協業体制が重視されますが、個人市場では、デマンド・クリエーション──つまり消費者が何を望んでいるかをくみ上げ、それに合った製品を作るデマンドプル型のビジネスが主流になってきます。

 それぞれに合った活動が必要ですが、個人市場では特に“誰をターゲット”にするか。“どういうセグメント”に向けて、“どんなメッセージ”を投げていくかが問われると思います。

 (今回発表した)タブレット製品でもビジネスユーザーのニーズと個人ユーザーのニーズは異なります。前者は堅牢性、生産性、(紛失・漏えいなどに)責任を取れることが求められますが、後者ではまず最初に“ハイリテラシー層”が端末を使って楽しめることがキーになってくるでしょう」

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