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T教授の「戦略的衝動買い」 第156回

Android端末!? セクシーなワンセグTV「MV100」を衝動買い

2011年08月05日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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ネット環境さえあれば、音声通話以外はスマートフォンと同等

 そして、インターネット環境さえあれば、音声通話以外のスマートフォンとほぼ同等の機能を実現できる。同じように、単体ではネット機能を持たないiPodも、クライアント機能だけを見れば、コアコンテンツがワンセグTVか、デジタル音楽&ビデオかという差があるだけである。やはり、汎用OSを目指すAndroidの搭載は時期的に必然なのかもしれない。

Android搭載機とは思えない操作パネル。ごく普通のワンセグ専用機の面立ちだ

ワンセグTVを見るにはアンテナ兼用のヘッドフォン延長ケーブルの接続が前提だ

 MV100のコアコンテンツであるワンセグTVを見るには、ヘッドホン延長ケーブルを兼ねた短いアンテナケーブルを端子に接続し、自動チューニングでTV局を自動設定するだけだ。放映中に画面を軽くタッチすれば表示されるボタンを押すだけで、チャンネル選択やワンセグ放送録画も簡単だ。

放映中に画面タッチし、表示される「録画」ボタンを押せば録画開始

SDカードに保存した映像コンテンツは、「録画番組」と「その他の動画」の2つに分けられる

  MV100をインターネット端末として利用するには、据え置き型の無線ルーターやモバイルルーターが必要だ。実際にWebにアクセスしてみたり、メールの閲覧をやってみたが、854×480ドットの解像度は十分だ。無線LAN環境ならYouTubeへのアクセスやプレイバックも快適だ。

YouTubeのお気に入りを見てみたが、センスのあるレイアウトだ

ワイドなコンテンツもごく自然に再生してくれる

  パソコンに蓄積した映像データや音楽データ、デジカメ写真のMV100でのプレイバックもSDカードを介してドラッグ・アンド・ドロップで実現できている。従来の同社のワンセグTVのように、専用ソフトウエアによる逐次転送処理は不要になった。これはAndroid搭載の大きな成果の1つだろう。

筆者の「その他の動画」はYouTubeからのダウンロードデータをSDカード経由でコピーした物だ

筆者はネット環境をモバイルWiMAXルーターで実現しているので、快速快適だ

SDカード経由でパソコンからコピーしたデジタル写真もきちんと表示再生される

連続的に写真を表示して、フォトフレームとして使うことも実用的だ

 Androidを搭載しながらも表面からは隠蔽したMV100は、デスクトップにアイコンが羅列される見慣れたUIを採用せず“パネル選択方式”を採用した。その為、IT系ガジェットには興味のないワンセグTVファンには扱いやすいワンセグTVだ。しかし、ときどき垣間見えるAndroid搭載の片鱗に、小さな刺激や感動を受けるITガジェット好きも、きっと手元に1台置いておきたいハードウエアに違いない。

同じWebをスマートフォン(写真右)とMV100(写真左)で同時に表示して比べてみた。殆どの人はどっちがケータイでどっちがワンセグTVか分からないだろう

画面を横長に使って、同じ事をやってみても、同じOSを搭載したこの両者は極めて良く似ている

ホーム画面表示をAndroidらしくやってみた。どっちがケータイでどっちがワンセグTVだろうか……


■Amazon.co.jpで購入
T教授

今回の衝動買い

アイテム:パナソニック「SV-MV100
価格:2万9800円(ヨドバシマルチメディア上野にて購入)

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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