やはりCPUのいいマシンが好まれる
スペックを重視する声が高いデスクトップPCだが、やはり一番重視するパーツはCPUである。 RAW現像やエンコードでは潤沢なCPUパワーが必須。さらにバックグラウンドでこれらの処理をこなしつつ、動画を鑑賞したり、レポートを作成したりと、マルチタスクで作業を行なうのが現代のパソコンの使い方だ。
自由回答を見ても、新CPUもしくは新OSの発売がPCを買い換えるきっかけ。そして(自作を含めた)デスクトップを購入する層が多いようだ。
ビデオカードへの関心は高いが、決め手ではない
ハイエンドというと3Dゲームという用途も思い浮かぶ。ビデオカードを重視する声は54.4%と比較的高い。ただし最も優先すると答えたのは6.6%とそれほど高くない。
ゲームをプレイするうえではビデオカードの性能がCPU以上に重要になるとも言える。3Dゲームを目的に購入する層が少ないのか、それとも最低限のスペックがあって、あとで交換できればいいという形なのか。いずれにしても優先するのは基本性能に直結するCPUということだろう。
機能別の必要度に関しては、SSDが必要50.8%(不要7.1%)、BDドライブが52.6%(不要11.6%)、地デジチューナーが20.5%(不要42.8%)、3Dメガネが0.4%(不要75.4%)、スピーカーが40.6%(不要31.2%)、カードリーダーが41.5%(不要17.8%)という結果がでた。
ここでもSSDへの関心が非常に高いが、BDドライブや地デジチューナーなどの割合がノートに比べて相対的に高い点は、ハイスペック指向のデスクトップユーザーの嗜好をよく示しているようだ。
最後に価格帯では、8万円以上10万円未満が24.1%と最も多い。秋葉原のPCパーツショップでも、人気の構成で一式組むとだいたい10万円前後になるので、コストパフォーマンスに優れた10万円前後というのがひとつの目安なのだろう。ここにも価格は気にしないという人が10.7%もいることは見逃せない!
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