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すべてが分かる! 「OS X Lion」 第3回

OS X Lionで進化した「Mail」「iCal」「プレビュー」

2011年08月02日 12時00分更新

文● 海上忍

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きめ細かなブラッシュアップを施した
カレンダーソフト「iCal」

 アドレスブック同様に革張り風デザインが採用された定番カレンダーソフト「iCal」はフルスクリーンに対応、広々とした画面で作業できるようになったことが大きなメリットだ。

カレンダーソフト「iCal」をフルスクリーンで表示

革張り風のツールバー下をよく見ると、紙をちぎり取ったような跡が残るという凝りようだ

 「クイックイベント」という気の利いた新機能も用意されている。画面左上の「+」ボタンをクリックする(または「command」+「N」キー)と現われる吹出しに、用件と大雑把な日時を入力すると、自動的にイベントを作成してくれるのだ。しかも日時には、「金曜朝」や「土曜夜」などの表現も利用できる(朝は9時/夜は20時開始で設定される)。カレンダーの空白部分をクリックし、タイトルや日時をひとつひとつ入力する従来のスタイルに比べれば、作業効率アップは確実するだろう。

「金曜」や「朝」といった日時指定でイベントを作成できる。ショートカットキーは「command」+「N」キーだ

 表示単位に「年」が追加され、スケジュールの混み具合が色で表現されるようになったこともうれしい。年表示モードに切り替えると、イベントなしの日は白、1件の日は薄い黄色、2件の日はオレンジ、3件の日は濃いオレンジ、4件の日は薄い赤、と赤に近づいて表示される。忙しい時期がひと目で分かるので、先々のスケジュールを組むときに重宝するはずだ。

表示単位に年が追加され、月や季節での繁忙期がひと目で分かるようになった

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