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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第8回

高速起動&連写でサクサク撮影できるスマホはこれだ!

2011年08月01日 17時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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3Dも撮影できるが、実はとても標準的なカメラ
au「AQUOS PHONE IS12SH」

 IS12SHは飛び抜けてよい結果ではないが、どんな機能にもまんべんなく対応しており、ケータイ的なカメラ機能をスマートフォンでもそのまま求める人には最適かもしれない。カメラのメニューはTapFlow UIという、シャープ独自のメニューを採用し、よく使う機能ほど大きくアイコンが表示される。

 初期設定では「おまかせオートカメラ」で「シーン自動検出」だが、「シーン設定」で「スポーツ」などを選べる。連写機能は[カメラ切り替え]→[連写カメラ]を選択。選択後、もう一度TapFlow UIを見ると連写設定変更アイコンが表示されているので、ここで「高速連写」「普通連写」「マニュアル」「ベストセレクト」を選択できる。

AQUOS PHONEはケータイっぽい細かな設定と機能がある

 最大枚数の“QVGAで100枚”(初期設定)、最大サイズの連写“HDで10枚”を撮るなら「高速連写」を選ぼう。「普通連写」は撮影間隔が遅いかわりに、ちゃんとピントが合う。「マニュアル」は撮影タイミングが通常通りタッチ次第。そのかわりフォーカスロックの時間がほとんどない。MEDIASのクイックショットに近いのだが、こちらは連続9枚まで。撮影サイズも最大QHDまでなのが惜しい。ベストセレクトは、シャッターを押す前後の写真も撮ってくれる。

撮影間隔テストで撮影した写真。IS12SHの写真は全体的に緑っぽく撮れているのが気になるが、精細さは十分。Xperia arcと同じく、対岸の人がちゃんと写っているのがわかる。また鉄橋下をくぐって飛んでくる鳥が写っていたり、と何も考えずにシャッターをただひたすら押している割には、ハッキリ写っている

QVGAで100枚連写した写真の最初と最後。MEDIASの0.04秒連写同様、こちらも撮影終了はあっという間。電車が若干移動したところで撮影終了

こちらはQHDサイズで高速連写(左)と、普通連写(右)で撮影した写真。高速連写はほとんどボケているのに対し、普通連写はピントがバッチリあっている

設定で調整が若干必要か
ソフトバンク「AQUOS PHONE 007SH」

 同じAQUOS PHONEでもIS12SHより若干暗かったのが残念。今回は曇り空だったので、晴天時や他の被写体では違う結果になるかもしれない。機能はIS12SHと似通っているのだが、「連写設定変更」に若干の違いがみられた。たとえば、高速連写と普通連写では最大サイズがIS12SHはQHD。しかし007SHでは高速連写でHDサイズ、普通連写ではFWVGAまでと異なる。実際に撮影した写真を見ると、撮影素子も違うためか、相当異なる印象を受ける。

IS12SHと比べると若干暗めに感じる。ただし緑っぽさは薄れているようだ。こちらの写真でも鳥が寄ってきて入り込んでいるが、勢いよく飛んでる鳥が写っている。右写真の「スポーツモード」で撮影した写真はピントが合っていない感じがするが、暗いせいでより見えづらい感じになっているようだ

IS12SHと同じQVGAによる連写撮影でも、画像が粗く見える。暗いせいもあってちょっと、このままではウェブでも使いにくい。ただし連写の性能はやはり高速だ

左はHDの高速連写。IS12SHのQHDの高速連写よりハッキリ写っているが若干粗い感じが気になる。右はFWVGAサイズで撮影した普通連写による写真。こちらはIS12SHのQHDサイズと比べると当然粗いのだが高速連写で撮るよりはキレイに見える


サクサク撮影で一歩リードなのはXperia arcか?
しかし次回のさらなる撮影テストで逆転はあり得そう

 今回のテストを見ると、かなり結果が分かれた。カメラの起動時間なら007SH、サクサク撮影するならXperia arc、連写ならMEDIAS WP、IS12SHはトップの項目こそなかったが、3D撮影があるし……と、ユーザーがどの点を重視するかで、購入の有力候補が変わるだろう。

 撮影した写真を見ると、素人目でもキレイに見えるのはXperia arcで一歩有利に思える。ただし、画質は好みもあるので、もう少し撮り比べてみたい。次回は花や夜景、デジタルズームなどを使ってさらに詳しく比較する。


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