エネループPro+スティックチャージャーで
想定外のパフォーマンス!?
結果を見ると、エネループProのパフォーマンスの高さがよくわかる。スティックチャージャーとエネループの組み合わせだと、iPhoneならばだいたい半分程度までは充電できるというのが一般的に知られるところで、テストでもエネループでは約1時間かけて残量60%まで充電を行なえた。
これに対して、エネループProでは充電ペースはエネループと同じだが、さらに30分強充電が続いて約80%まで充電できた。スタートはいずれも残量20%なのだから、充電した容量はエネループが40%、エネループProが60%ということになり、約1.5倍“使える”ことになる。
電池のスペックとしての容量以上に使えているのは、スティックチャージャーの昇圧のしくみ(1.2Vのエネループを2本使って5Vを給電している)などとの関係もあり、容量が多い分、電池の残量が減っても残りの電力を効果的に使えているということだろう。
コストパフォーマンス的には考える点も
大容量ゆえに使えそうなエネループProだが、必ずしも利点だけではない。まず実売価格をみると従来のエネループ(単三型4本セットで実売1500円前後)に比べて3割ほど高い。
さらに従来のエネループが1500回の充放電に対応しているのに対し、エネループProは500回と約1/3の寿命となってしまっている。
容量と価格、寿命を考えると、たとえばテレビやゲーム機のリモコンに使うのであれば、たかだか数週間に1回の充電がやや伸びてもうまみは少ない。
むしろ(エネループProの謳い文句にあるように)なによりも撮影可能枚数を気にするデジカメや、電池残量が減ってくるとチャージ間隔が伸びてしまう一眼レフの外部ストロボなど、価格や寿命よりも容量を重視する用途ではおすすめ。
特にスマートフォンを出先で使っていて電池が切れた/切れそうという事態を考えれば、2割~3割、場合によれば5割増で使えるその容量は間違いなくありがたみを感じることだろう。
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